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オシャレな車の代名詞、MINIに新型登場!ミニ JCW クラブマンでアウトバーンを疾走レポ!

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一台何役にもなる、全方位的に使えるクルマの登場です!

世界中のファッションコンシャスな人が気になるクルマといえば、ミニが上位にあがります。クラシックミニの時代からこのクルマはファッション業界と深い関わりを持っていました。英国の女優ツイッギーとの関係は有名だし、ポールスミスとのコラボモデルは多くのクルマ好きの憧れになりました。さらにいえば復活後のBMWミニもそう。ルル・ギネスとのコラボレーションは話題となりましたよね。

そのミニファミリーの一台がマイナーチェンジしたと言うのが今回の話。モデル名はミニJCW(ジョン・クーパー・ワークス)クラブマンです。

メディア向けの国際試乗会は、ドイツのフランクフルトで行われました。一般道ですが、速度無制限のアウトバーンや、かなり距離のあるワインディングを含みます。試乗車はJCWですからね。パワーを体感できるそれなりのシチュエーションは必要です。

そのパワーが今回の目玉になります。2リッター直4ターボの最高出力は306ps。これまでが231psですからなんと75psも一気に上がったことになります。ミニの開発陣はかなり本気ですね。

それもそのはず、いま世界中で2リッターターボエンジンのパワー合戦が行われています。ポルシェ718ケイマンは300ps、VWゴルフRは310ps……と言うように。ターボのブースト圧次第で、いろいろとメーカーの色を出せます。それにしても300psオーバーは一昔前の3リッターV6エンジン並み。エンジンを小さくして環境に優しくしながらのこの数値は魅力です。

エクステリアデザインは、マイナーチェンジなので大きな変化はなく、グリルやヘッドライト、リアコンビネーションランプのリデザインにとどまります。それでも、リアランプの中に英国国旗ユニオンジャックが描かれたのはニュース。これで3ドアハッチバックやコンバーチブルとの親和性が高まりました。夜、暗がりに浮かぶ赤いテールランプの光で、前を走るクルマがミニファミリーであることがわかります。

では、実際に走らせた印象ですが、なんたってエンジンが75psもアップしたのですから、スタート直後から格段の速さを感じます。しかも1750回転から最大トルクの450Nmが発生するので、とにかく力強い。アウトバーンではトップギアに入れ低回転でクルージングしていてもアクセルを踏み直せば、そこからグイグイと加速し始めます。

高速やワンディングで一番楽しく走りたければ、ドライブモードをスポーツに入れればOK。さらにシフトギアをDレンジから横に倒すとオートマのスポーツモードになり、シトタイミングをかなり遅らせてくれます。この時の6000回転までキッチリ回るエンジンフィールはたまりません。

乗り心地は少し硬め。サスペンションは可変ダンパーもあるそうですが、試乗車は機械式でした。悪くないです。タイヤは18インチ。オプションでミシュランのパイロットスーパースポーツを選べると言うのですが、その方がいいですよね。走りのパフォーマンスは担保されますし、ブランドバリューも魅力です。

と言うのが今回のファーストロードインプレッションですが、あらためて考えるとこのサイズで荷物が積めてスーパーな走りができるのですから、JCWクラブマンはショッピングリストの上位にあがっても不思議ではありません。週末のフィッシャーマンズエクスプレスにもなりますし、家族でグランピングなんてのにも利用できそう。

でもって、一人で走るときはかなりレーシーな気分にも浸れたりして。それにオシャレ度もクラストップレベル。久々に一台何役にもなる相棒の登場ってところですかね。今年発売の中でも無視できない一台です。



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