こじラグ谷中の知ってるつもり? 茨城県結城市を訪れ、結城紬について学んできた動画の後編。まずは、前編に引き続き、結城紬のプロフェッショナル、奥澤さんの案内を受け、結城紬の歴史的背景や生産地について説明を受けていきます。
結城が、関東平野を流れる鬼怒川沿いの肥沃な土地で、古くから養蚕が盛んな地で織物に適していたこと。
手でつむぎだした太糸の絹織物は、現在も日本各地に残る、様々な紬織物の原形とされていること。
その古代からの作り方を いまだに続けていることを聞いて、結城紬の奥深さを再認識して気絶!
その素晴らしい技術を継承しているところから、1956年(昭和31年)に「糸つむぎ」「絣くくり」「地機(じばた)織り」の3工程が、国の重要無形文化財として指定。
さらに、2010年(平成22年)にはUNESCO無形文化遺産にも登録され、世界的にも守るべき貴重な技として高い評価を受けています!
こじラグ谷中の結城紬欲しい熱は、急上昇し始めます。
最後は、常時200点以上の結城紬が展示してある古民家 陳列館にお邪魔させて頂き、試しに一着、石毛くんに着付けて貰います。
石毛くんの羽織を着たら、完全に喉手…。欲しい熱は沸騰寸前。
紬のオリジンである結城紬は、500年以上前とほとんど変わらない作りで現在も作っていることから、THE ベーシック! まさに紬界の501。
世にある数多のジーンズがリーバイス®501®を基本とし、進化を遂げていったように、紬のルーツは結城紬ですから、やっぱり最初に着るべきは結城紬なんじゃないかと。
さらに、奥澤館長も祖父から譲り受けた結城紬を着て、まさに親子3代で共有できる話を聞き…
奥澤館長お勧めの反物を見せていただいたら、もうオーバーヒート!(笑)
噴火のごとく、清水ダイブのひと言が かなり大きめに漏れましたとさ。
結城紬は、国の重要無形文化財、そしてUNESCO無形文化遺産に登録されていることを考えると、身に付けられる文化遺産ですし、それをさらに着やすい状態に経年進化させて代々継承していける。なんて素敵なアイテムなんでしょうか。
尋常じゃないほどの時間と手間が掛かっていますから、決して安くはないですが、大変な作業を要するため継承する人が減り、文化が絶えてしまう可能性だって無いとは言えません。
購入することによって文化継承の一端を担い、次の世代へと伝承されていくことに役立てるなら決して高い買い物ではないと思いますよ。
清水ダイブの言い訳としては非の打ち所がないくらい完璧ですよね?
Photo & Video:Naoto Otsubo
Video Edit:Taichi Motoki
Edit:Ryutaro Yanaka
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