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超複雑機構をシンプルに見せる! H.MOSER & CIE./H.モーザーに痺れます

2019.8.5 2019.8.5
2019.8.5
●第21回:H.MOSER & CIE./H.モーザー

H.モーザーはいまの時計界では稀少な独立系ブランド。巨大グループに属さないため、規模はさほど大きくなく、生産本数も多くありません。

ですが、時計づくりの技術とセンスはトップクラス。実は、ヒゲゼンマイを自社製造できる数少ないマニュファクチュールのひとつで、25社にヒゲゼンマイを供給する腕利きサプライヤーであったりもする。また、独特のボカし仕上げの美しい「フュメダイヤル」により、ここ数年急激にクローズアップされている「高品質ダイヤル」をいち早く取り入れてしまったのも、H.モーザーの優れた時計づくりの手腕です。

で、そんな素晴らしい技術とセンスを、今回のバーゼルでも遺憾なく発揮。その代表が「エンデバー・コンセプト ミニッツリピーター トゥールビヨン」で、名前のとおりにミニッツリピーターとトゥールビヨンとを併載した超複雑機構の大作。しかもミニッツリピーターのハンマーとゴングをダイヤル側に配し、見えるようにしているのが凄いのです。
 

エンデバー・コンセプト ミニッツリピーター トゥールビヨン

手巻き、18KWGケース、ケース径43mm、日常生活防水。世界限定10本。3900万円(税抜)

いずれも超複雑機構であるフライングトゥールビヨンとミニッツリピーターの2つを併載した大作。しかしシンプルさを美徳とするH.モーザーの作風に倣い、まったく複雑に見えない=見せないところが出色。

そして注目が、インデックスもブランドロゴもなにも記さない「コンセプト」のダイヤルの前面にミニッツリピーターのハンマーとゴングを配したこと。時刻を告げるハンマーの動きを腕に着けたままじっくり眺め楽しむことができるのです。

【問い合わせ】
イースト・ジャパン
03-6274-6120
https://www.h-moser.com/jp/

Text:Yutaka Fukuda

Author profile

福田 豊
福田 豊
Fukuda Yutaka
ロックと猫を愛するライター&編集者。
もともとは建築家であったが、ひょんなことから,出版界に移籍。
『エスクァイア日本版』広告営業、編集部の後、現職。
『LEON』『MADURO』『ENGINE』『GQ』などの雑誌やwebで、ファッション、時計、クルマ、旅など、男性のライフスタイル全般について執筆。
毎月1回以上ライヴを観に行く、を目標に奮闘中。
そのあたりの報告と、ロックTシャツの紹介をインスタグラムでやってますので、よろしければフォローをお願いします。

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