動きにくくないですか? 汚れませんか? スカート・ズルリーナ嬢
夏なのに、なかなか夏っぽい気候になりませんね。そのせいでしょうか? この夏はショートパンツやミニスカートの女性が激減。ロングスカートが大ブームです。しかしながら、あれ? と思うこともしばしば。というわけで、今回は久しぶりの“惜しいよオンナ”編。ご紹介するのはスカート・ズルリーナ嬢。
この夏はマキシ丈のロングスカートを着こなした素敵な女性がいっぱい。みなさん、階段やエスカレーターの上り下りが本当に上手です。
私の場合、ロングスカートを履くと階段で裾を踏んづけて転びそうになったり、自転車のチェーンにからまったりします。実際に何枚もそれでスカートが破れました。
慌ただしい日常では、ロング丈のスカートやワンピースが足かせになって思うように前に進めません……。
数年前にマカオのプレスツアーに参加させていただいた時は、KENZOのマキシ丈ワンピースにマカオ中のゴミをつけて、世界遺産を見学したことがあります。「平松さん、ゴミがいっぱいついてる」って言われて、ツアーメンバーの方がゴミを取ってくれました。
マキシ丈のゴミ問題は、いい人が近くにいると安心ですね。
ほっこり系のオーガニックな麻のロングスカートも素敵だなあと思って、何度も挑戦しましたが、夕方になるとシワシワ、ヘアもボサボサ。気をはりつめていないと、一気に紀元前の人になってしまう手強いアイテムです。今年はシワになりにくい進化系リネンのアイテムに挑戦してみたいです。
スウェット素材の楽チンワンピースも気をつけないと、夜のコンビニにいそうな寝間着に見えてしまうので、日中はきちんと着こなしたいものです。
理想の女性は、トレンドの黒のロングワンピースにゴールドのアクセサリーでキラキラしている人。バッグの色は気絶のグレージュ。気絶の太めバングルもかっこいいですよね。
Illustrations: Akiko Hiramatsu
Edit : Yukari Tachihara
平松昭子 Akiko Hiramatsu
イラストレーター/ブロガー 雑誌やWEBサイトをメインに、ファニーでエレガントなイラストやエッセイを執筆する。一方そのファッションセンスが注目され、女性誌のファッションスナップページなどに多数登場。着物を愛好し、Masshivanのメンバーとしてアート活動にも力を入れている。著書に『平松昭子の着物事件簿』(宝島社)『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社)『平松昭子のファッションホリック道』(KKベストセラーズ)などがある。かつて原宿のアンティークショップでバイトをしていたこともあり、FORZA STYLEでは「アニ散歩」に大注目。いまの夢は「カウンターでアニキと飲むこと!」。数年前に発売したマンガ本、『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』を実写版のドラマ化した『カフカの東京絶望日記』は、You Tube で無料配信中。https://youtu.be/glRKZeYECg0 さらに今年も9月1日(土)18時から、東京・下北沢にある北澤八幡神社 例大祭で奉納舞をされるとのこと。美しいお着物姿で優雅に踊る平松さんの姿、必見です!
オシャレでキュートなイラスト満載のHPはこちら! http://akikohiramatsu.com