夏時計の代名詞は、今やオンオフで活躍する存在に
ここ最近、ビジネススーツに合わせる時計の基準も大きく変わりました。かつては、シンプルな3針のラウンドケースやクラシカルなレクタンギュラーなどが定番でしたが、昨今はジャケパンの普及やスーツのコンフォート化によって、時計も随分とカジュアルになりました。もはやスマートウォッチさえも浸透した今、ダイバーズウォッチを身につけることも一般的になっています。
とはいえ、ダイバーズウォッチの主戦場はやはり海。夏のリゾートコーデにこそ、本領発揮する時計です。爽やかな雰囲気を演出できるとともに、ややサイズの大きなダイバーズはシンプルな夏コーデのアクセントにも効果的。実用度の高いデジタル系なら、リアルに海で活躍してくれます。夏時計とあってアクセントカラーを効かせた派手目なデザインも豊富ですが、そこはあくまでシックな色に留めたいところ。それでも、大径サイズやアイキャッチ度の高いベゼルを備えたダイバーズウォッチなら、存在感は十分発揮してくれますから。
BREITLING ブライトリング
ビーチもビル街も似合う、才色兼備な1本です
時計50万円／ブライトリング（ブライトリング・ジャパン）、シャツ2万8000円／バグッタ（トレメッツォ）ともに税抜
1957年に登場したスーパーオーシャン。当時のデザインをベースとするスーパーオーシャンヘリテージ B20 オートマチック42は、200メートル防水にサファイアクリスタル、夜光塗料インデックスなど、本格ダイバーズのスペックを誇りながらも、その佇まいは実に都会顔。ビジネススーツにも似合うダイバーズウォッチの理想形です。ケース径42mm、SSケース、自動巻き。
OMEGA オメガ
タフスペックにして、ちゃんとオシャレなんです
52万円（税抜）／オメガ（オメガお客様センター）
昨年リニューアルしたシーマスター ダイバー300M。その名の通り、300メートル防水を可能にするSSケースとセラミック製ベゼル、そしてヘリウムエスケープバルブがダイバーズらしいタフさを誇示。それでいて、波をモチーフにした文字盤やベゼルのホワイトエナメル加工など、ファッション性も両立します。ケース径42mm、SSケース、自動巻き。
CASIO カシオ
そのまま海へと飛び込める、実用度ナンバー1モデル
13万円（税抜）／G-SHOCK（カシオ計算機）
リゾートダイビングを楽しむなら、やはり頼りになるのはG-SHOCKのフロッグマン。マスターオブGシリーズで展開されるモデルとあって、そのスペックはプロユースに対応するほど。お馴染みの耐衝撃構造はもちろん、水深、方位、温度に加え水圧計による水深計測までもと、本気仕様が満載です。ケース径53.3mm、SSケース＆樹脂ベゼル、200m防水、ソーラー充電。
EDOX エドックス
驚きの潜水能力に、オトコ心がくすぐられます
45万円（税抜）／エドックス（GMインターナショナル）
クロノオフショア1 カーボンクロノグラフ オートマチックのケースに採用するのは、独自開発のカーボン×セラミック。軽量ながら高い剛性を発揮する同素材は、なんと500m防水を実現します。それでいて裏蓋はシースルー仕様で、機械式時計ならではの繊細な動きを眺めることが可能です。ケース径45mm、カーボン×セラミックケース、自動巻き。
時計50万円／ブライトリング（ブライトリング・ジャパン）、シャツ2万8000円／バグッタ（トレメッツォ）ともに税抜
Photo：Naoto Otsubo
Styling：Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text：Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
オメガお客様センター 03-5952-4400
https://www.omegawatches.jp/ja/
カシオ計算機 03-5334-4869
https://casio.jp/wat/
GMインターナショナル 03-5828-9080
https://www.edox.jp
ブライトリング・ジャパン 03-3436-0011
https://www.breitling.co.jp
トレメッツォ 03-5464-1158
