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優しすぎて生きづらい?「エンパス」の実態を徹底解説

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エンパスを緩和する方法

ここまでエンパスのことを追ってきて、「自分、もしかしてそうかも……」と感じた方がいらっしゃるかと思います(日本人は、国民性として5人に1人はエンパスという説も!)。

人によっては、他人の感情や体調を直に受けて入れてしまうエンパスの体質を不便に思っているのではないでしょうか? そんな方々のために、少しでもエンパスを軽くする裏技をご紹介します。

・よく眠る

手っ取り早いのは睡眠です。エンパスの人は、生活時のストレスから睡眠が浅い傾向にあります。質の良い睡眠をとることで、ストレスが緩和されるのです。

……しかし、そうは言っても「寝ようとしても寝られないんだけど?」「質の良い睡眠って何?」と思われる方も多いでしょう。

質の良い睡眠については、こちらを参考にどうぞ!

良質睡眠のすゝめ ~睡眠ゴールデンタイムの「新」常識~

・生活にルーティーンを作る

この場合のルーティーンには2つの意味があります。

1つ目は、心を無にするため。他人の感情など、情報が入ってきすぎるエンパスにとって「何も考えないこと」はとても重要になってきます。そこでルーティーン(歩き方や深呼吸など、自分の中で決まったことならなんでも構いません)を作ることにより、無駄なことを考える時間をなくしていくことが必要なのです。

2つ目は、安心感を得るため。食事やお茶、寝る前に映画を見るなど、「これをしている時はリラックスできる」という行為を見つけてください。ストレスがたまった時でも、それを行うことによって安心感を思い出すことができるようになります。何かしっくりくるルーティーンを探してみてくださいね。

・SNSをやめる

SNSなどのツールは、往々にして人の負の感情を受け取りやすいもの。感情に影響されやすいエンパスの方にとっては、SNSのタイムラインを見ているだけでなんだか体調が悪くなってきたりすることもあったはずです。特に夜寝る前などは負の感情を受け取らないためにSNSを見るのは避けておきましょう。

・他人と自分の関係を見つめなおす

他人のことを考えすぎるのはストレスの大きな原因です。他人のことでいっぱいいっぱいになっている自覚があれば、意識的に「自分のこと」を考える訓練をしてください。「自分が」「今」しなくてはいけないこと、やりたいことなどについて考えることで他人への意識を薄めることができます。

そして、よくよく考えてみると悩みの種はいつも同じ人だったりしませんか? その人が好きであれ嫌いであれ、脳のリソースを大きく割かなければいけない人はエンパスの大敵になってしまいます。もしそのような人がいた場合は、相手に共感すると同時に自分の意思もしっかりと持つことが重要です。

エナジー・ヴァンパイアとは?

上記のようなエンパスの悩みの種は、エナジー・ヴァンパイアと呼ばれる人種である場合が多いです。

エナジー・ヴァンパイアとは、直訳の通り「精神力を吸い取る吸血鬼」。(悪い人ではないと思っていても)「一緒にいるとなんだか疲れてしまう」人のことを指します。ひどい場合には頭痛やめまいを感じることもあるそう。

特徴としては、

・常に元気がない(いつも愚痴や不満、被害妄想が多い)
・上から目線(自慢話が多かったり、見栄を張って嘘をついたりする)
・気分屋
・優柔不断/八方美人で、自分の意見を言わない

こういったものが挙げられます。もし周りの人で心当たりがあれば要注意です。エンパスの人はその優しさゆえに依存されやすいので、なるべく深く関わりあいにならないようにしましょうね。

エンパスの適職

最後に、エンパスの人がどのような職に向いているのかをご紹介します。

・人を助ける職業

カウンセラーや教師、医療系の職業は、「気配りができて、人の心理に敏感」というエンパスの特徴を非常に生かすことができます。心理学的な視点から人の役に立ちたいという気持ちがある場合は、こういった職に目を向けてみるのも良いでしょう。

一方で、これらの職業は人の負の感情を目の当たりにすることも多いです。仕事によって自分へのストレスが異常にかかるということも考えられますので、ある程度のつらさの覚悟は必要でしょう。

・自分のペースでできる仕事

過度にプレッシャーのかかる職種、また、時間や人に縛られる仕事は、エンパスにとってはストレスフルであることが多いです。それを避けたい場合は、フリーランスの仕事や自分で店を持つという手もあります。特に、繊細なエンパスの人はHSPのように五感が優れていることもあるので、自らのセンスを生かした職業(料理人や作家など)はかなり向いているでしょう。

また、図書館や美術館など静かな場所で働く仕事もエンパスのストレスを軽減するには大アリです。

ざっくりと2つに分けて説明しましたが、本当に重要なのは職場の環境です。時間に縛られる仕事だって、本当に気の合う仕事仲間・理解者がいれば何の問題もありません。自分の安心できる環境であることが一番重要、ということを忘れないでください。

まとめ

いかがでしたか?

超能力のように思われるエンパスですが、本来は体質。ストレスや生きづらさを感じることもあるかもしれませんが、その感性は社会に必要なものなのです。

他人に惑わされすぎず、ぜひ自分なりの楽な生き方を探してみてくださいね。

Text:K.S
Photo:Getty Images



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