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更年期だけじゃない!? 「ホットフラッシュ」徹底解説

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●予防法

・適度に運動する

近年、適切な運動習慣が更年期にも有効だということが分かってきました。特に有酸素運動が効果的なため、国内外問わずウォーキングやヨガがおすすめされています。

さらに、若い人でも運動をして代謝や自律神経が整うとホットフラッシュが緩和したという報告もあります。

・バランスの良い食事

ホルモンバランスの乱れを整えるためには、バランスの良い食事や適切な栄養が欠かせません。

また、女性の場合は大豆イソフラボンが女性ホルモンと近い働きを有するため積極的に摂取することが勧められています。これをエストロゲン様作用と呼び、身体が大豆イソフラボンをエストロゲンと勘違いすることで、エストロゲンが足りている状態だと思い込む仕組みとなっています。摂りすぎて困る成分ではないため、安心して日常の食事に取り入れましょう。

・ストレスをためない

男性の場合は環境がホルモンバランスに大きく関わっているというお話は前述のとおりです。そのため、ストレスをなるべく取り除き抑うつ感を減らすことで男性ホルモンが活性化し、バランスが整います。

仕事上のストレスをなくすのは難しいですが、昼休みにちょっと外を散歩して太陽の光を適量あびたり、気分転換な趣味を持つことでリラックスできるとよいかもしれません。

・医療機関の受診

色々と対処法をご紹介してきましたが、やはり医療機関の受診に勝る対処なし。ホルモンバランスの崩れに対する治療も日々進化しています。例えば、不足しているホルモンを補う「ホルモン補充療法(HRT)」は男女共に有効な治療です。

●安易な自己診断は危険⁉

ホットフラッシュだから仕方ないと安易に決断をくだしてしまうのも考え物です。なぜなら似たような症状を持つ疾患があるから。もしかしたら、血圧や甲状腺に異常があるのかもしれません。

例えば、ホットフラッシュだけでなく、動悸、息切れや手足のしびれなどがある場合は、高血圧のおそれがあります。高血圧は上が140mmHg以上、下が90mmHg以上の状態を指しますが、女性は閉経すると、エストロゲンが減少し血圧が高くなりやすいのです。脳卒中や心臓病などを引き起こすリスクがありますので、高血圧には注意しましょう。

また、ホットフラッシュに加えてイライラや発汗、体重減少などがある場合は、甲状腺機能亢進症かもしれません。甲状腺の病気は以意外にも女性に多く、機能亢進症はそんな甲状腺の機能異常の一種です。バセドウ病が最も有名ですが、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になってしまう病気です。

この記事はあくまでもホットフラッシュについての知識をつけるものです。不安な場合はきちんと医療機関を受診しましょうね。

●まとめ

いかがでしたか?? ホットフラッシュは加齢だけでなく、誰でもなり得る症状だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

ホルモンバランスは自分ではコントロールできるものではありません。しかし、健康的な生活習慣が症状を少し軽くしてくれる可能性があります。

突発的で困ったホットフラッシュですが、今は治療法や薬もあります。無理に我慢せず、辛さを感じたら適宜医療機関を受診してくださいね。

それでは、健やかな毎日を‼

Photo:Getty Images
Text:K.S



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