スケーターから火がついた、世界中で愛される一足
第141回はヴァンズのオールドスクールです。

流行りのダッドスニーカーは、着こなしのアクセントには最適なアイテムですが、実際履いてみるとコーディネートが難しい…。で、あらゆるスニーカーを履いてきて思うのは、やっぱり定番スニーカーが一番使えるってこと。たとえばアディダスのスタンスミスやコンバースのオールスター。それから、ヴァンズのオールドスクールも。
1966年にポール・ヴァン・ドーレン氏と3人の仲間が立ち上げたヴァンズ。耐久性が高く、グリップ力に優れたヴァンズのシューズは、スケーターたちの間ですぐに評判となり、西海岸カルチャーを代表するブランドにまで成長。
1977年に誕生した「オールドスクール」もまた、スケーターのために作られた一足です。履き口にクッションを入れ、トゥや踵にレザーを使用して耐久性が格段にアップしたスニーカーは、スケーターだけでなくミュージシャンにも愛用されたことで世界中に人気が拡散。当時と変わらぬデザインは今なお多くのファンを魅了しています。
2016年に登場したこちらの「オールドスクールDX」は、クラシックなデザインはそのままに機能をアップデート。耐摩耗性に優れたタフスウェードを採用し、デザインの特徴であるサイドテープを軽量化。さらに、インソールには吸湿速乾性に優れた低反発素材の「ULTRA CUSH」を搭載し、これまで以上に履き心地が向上した新定番モデルなんです。


オールドスクールを象徴するサイドストライプは、その形状からサーフストライプとも呼ばれています。実はコレ、ポール氏の落書きがベースとなっているんだとか。こんな茶目っ気もヴァンズが長く愛されている理由かもしれませんね。

6500円(税抜)/ヴァンズ(ヴァンズ ジャパン)



Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Tomomi Nishihara
【問い合わせ】
ヴァンズ ジャパン
03-3476-5624
http://www.vansjapan.com/