FASHION ― 僕が捨てなかった服

「僕が捨てなかった服」

【Poggyのピスネーム付き】憧れのブランドが自分のために作ってくれた思い出のバケットハット

2019.4.25 2019.4.25
2019.4.25
人生には、どうしても手放せなかった服、そう「捨てなかった服」があります。そんな服にこそ、真の価値を見出せるものではないでしょうか。そこで、この連載では、ファッション業界の先人たちが、人生に於いて「捨てなかった服」を紹介。その人なりのこだわりや良いものを詳らかにし、スタイルのある人物のファッション観に迫ることにします。

非売品で30個だけをアメリカ製で作ってくれました!

幅広いアイテムを披露してくれた神藤光太郎さんに続いて登場するのは、ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」から独立し、自身の会社を立ち上げた小木"Poggy"基史さん

Poggyが膨大な数を所有してきた中でも捨てられなかった服をご紹介する企画の第2回目は、「ステューシー×Poggy」のバケットハットです。

これは確か、2013年くらいでしたかね。「リカー、ウーマン&ティアーズ」の頃は目に飛び込む派手さしか追い求めていなくて、スーツの基本を分かっていなかったんです。

それでお店がクローズして、ユナイテッドアローズ本体に戻ってピッティウォモに行ったりして、ちゃんとした着こなしについても学んで、自分でも少しずつ着られるようになったんですが…、ちゃんと着れば着るほど自分ではなくなってくるような気がしていました。

そんなときに、スーツにバケットハット合わせたり、昔のビッグ・オーディオ・ダイナマイトみたいなスタイルがイイなと思い始めて、2年くらい かぶり続けていたんです。そしたら、ステューシーもそのおかげで かなり売れたらしく、御礼的な意味を込めて、30個だけ"YO, POGGY"ってピスネームが付いたもの本国から送られてきたんです。

このバケットハットは何バリエーションかをかぶっていたんですが、夏は白を選ぶことが多く、そのイメージが強かったのか、白で作ってくれたんでしょうね。

恐らく、このときのインラインは中国製しか見かけなかったんですが、わざわざアメリカ製で作ってくれたのは嬉しかったですね。

30個も頂いたので、こういうのを好きそうな方々にプレゼントして、喜んで頂けていると思ったんですが、とあるスタイリストの方がフリマで売ってるのをたまたま見てしまって、気づかないフリはしておきました(笑)。

これはサイズが小さくて頭が入らなかったので保存用として残してあり、後は頻繁にかぶりすぎて汚れてしまったものの2つしか残ってないんですが、大切にとってあります。

ストリートを代表し、若かりし頃に憧れたブランドが自分のネームを付けて作ってくれた貴重なアイテムなので、これも決して捨てることはないと思います。

Photo:Naoto Otsubo

Edit:Ryutaro Yanaka

小木 “POGGY” 基史 
FASHION DIRECTOR

1997年、ユナイテッドアローズにてアルバイトからキャリアをスタートし、2006年には伝説のショップ「リカー、ウーマン&ティアーズ」を立ち上げ、ディレクターを務める。2015,16年には2年連続で「HYPEBEAST 100」に選出。 2018年独立し、10年に立ち上げたユナイテッドアローズ&サンズのディレクターを勤めながら、さまざまなコラボレーションやパリにて「POGGY’S BOX」と銘打たれた展示会の開催など、これからの動向に注目が集まるファッションアイコンの一人。1976年 北海道札幌市生まれ。
Photo:Jonathan Daniel Pryce, GarconJon.com

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Poggy

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