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「デリカシーがない」のはどうして?? ―付き合い方から改善方法まで

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「デリカシーのなさ」にも男女差があるみたいですよ

普段何気なく使っている「デリカシー」という言葉。「私の彼氏、ほんっとにデリカシーがないの!!」とお怒りの女性をご覧になったこともあるのではないでしょうか(もしかして怒られたことも?)。

今回はそんなデリカシーについてデリカシーがない人の特徴や、そんな人との付き合い方をご説明いたします!!

目次
●デリカシーとは
 ・意味
 ・語源
●デリカシーがない人の特徴
 ・プライベートに踏み込む
 ・思ったことを口にしてしまう
 ・他人に興味が無い
 ・男女で違うデリカシーのなさ
 ①デリカシーのない男性
 ②デリカシーのない女性
●デリカシーがないことのメリット
 ・裏表がない
 ・自分に対する発言にも寛容
●デリカシーがないのはどうして??
 ・注意されてこなかった
 ・鈍感
 ・コミュニケーションの経験が浅い
●デリカシーがない人との付き合い方
 ・指摘する
 ・関わりすぎない
 ・達観する
●デリカシーの身につけ方
 ・相手を慮る癖をつける
 ・コミュニケーションを積極的にとる
 ・読書する
●まとめ

●デリカシーとは

・意味

「デリカシー」とは、神経が細やかな様子や気配りの繊細さという意味の言葉です。また、その気遣いや心配り自体を「デリカシー」と呼ぶこともあります。

・語源

カタカナ言葉の「デリカシー」は英語の「delicacy」に由来しています。「delicacy」も、神経が細かいことや気配りといった意味のため、日本語の「デリカシー」と大差ありません。

さらに語源をたどると英語の「delicacy」は、「繊細な」という意味を表す形容詞「デリケート(delicate)」が名詞化したものです。

実は「delicate」はラテン語の「うっとりさせるような」という言葉が語源だとされており、気配りというよりも繊細な美しさのイメージが強いのです。ですがいずれにせよ繊細さがキーワードになっているのは確かですね。

●デリカシーがない人の特徴

それでは、よく聞く「デリカシーがない人」とはどのような人のことを言うのでしょうか。そう評価されたことがある……という人は自分の何が悪かったのかを分析してみてくださいね。

・プライベートに踏み込む

まず、多くの人が遠慮して尋ねないようなことをストレートに尋ねてしまう人は「デリカシーがない」と言えるでしょう。

例えば、出自や学歴などわざわざおおっぴらにしたくないことや、容姿や身体的なことを質問するのは無礼ですよね。

このようなプライベートに土足で踏み込むような真似はヒンシュクを買ってしまいます。

・思ったことを口にしてしまう

すぐに思ったことを発言してしまうのも、デリカシーがない人の特徴です。

例えば、いつもは明るい人が暗くなっている場合、普通の人は「何か良くないことがあったのかな?」と察し、当たり障りなく接します。しかしデリカシーのない人は「失恋したの?」などと相手の触れてほしくない部分にストレートに干渉してしまいます。

誰にでも言いたくないことやタイミングはあるものです。これでは嫌がられてしまうのも無理はありませんよね。

・他人に興味がない

デリカシーがない人は、他人からの評価を気にしていない傾向にあります。つまり「嫌われてしまうかも」などと考えず、言いたいことを言うのです。

そのため、ぶしつけな発言も特定の相手だけではなく誰にでも同じであるとも言えます。

・男女で違うデリカシーのなさ

一口に「デリカシーがない人」と言っても、実は男女で少し毛色が異なります。ここでは「デリカシーのない男性」と「デリカシーのない女性」の特徴についてご説明します。

①デリカシーのない男性

一般的にデリカシーのない男性は、相手が指摘されたくない部分を指摘してしまうという傾向があるようです。

例えば、彼女に対して「最近太った??」「そのメイク失敗してる??」などと聞いて逆鱗に触れた男性というのはよくある話ですよね。

容姿については誰しもツッコまれたくはないもの。ましてやネガティブな指摘は傷ついてしまいます。さらに最近は女性の容姿についてとやかく言うのはセクハラととらえられてしまう恐れもあります。

②デリカシーのない女性

一方デリカシーのない女性は、根掘り葉掘り相手のパーソナリティーについて詮索します。

ご近所の家庭事情やゴシップが大好き♡という女性、アナタの周りにもいませんか?? 必要以上の詮索は相手を不快にしてしまいますよね。

●デリカシーがないことのメリット

・裏表がない

誰にでもストレートな物言いをするということは、皆を平等に見ていることの裏返しでもあります。そのため、派閥などに囚われない友だち付き合いをしたいという場合はオススメかもしれません。

・自分に対する発言にも寛容

悪気なくデリカシーのない発言をしている人は言葉に対して神経質ではないため、自分に対する発言もあまり気にしていません。

おべっかや忖度などで気を遣う人間関係が嫌だという人には付き合いやすいかもしれませんね。

●デリカシーがないのはどうして??

・注意されてこなかった

幼い頃からあまり人から指摘されてこなかった人、つまり親に怒られていない人はデリカシーに欠けがちだと言われています。

なぜなら人付き合いにおけるNGを学んでいないので、自身がデリカシーのない発言をしていることに気づいていないからです。また、自分の言動が相手をなぜ不快にさせているのかわかっていないこともあります。

・鈍感

鈍感な性格というのも1つの原因です。

表情や行動から相手の気持ちを察することで人間関係は円滑に回っていきます。しかし鈍感な人はそのような察する能力が高くないため、ついつい的外れで相手を傷つける言動をしてしまいがちだからです。

・コミュニケーションの経験が浅い

以上のように様々な要因が考えられますが、概してコミュニケーション経験の乏しさに帰結しているのがお分かりいただけたのではないでしょうか。

何を言ってはいけないのか、どんな状況で何を言うべきなのかというのは経験からしか身につかないですよね。喧嘩したりやってしまったと後悔するような経験から徐々に学んでいくものがデリカシーなのです。

●デリカシーがない人との付き合い方

・指摘する

繰り返し述べているように、デリカシーがない人は自分の言動のまずさに気づいていない場合が多々あります。そのため、はっきりと指摘すれば本人も理解を示してくれるというケースが多いです。

ですが誰でも自分のクセや性格を指摘されるというのは、顔から火が出るほど恥ずかしいものですよね。優しく丁寧に説明する形で伝えてあげると角も立たず、本人も耳を傾けてくれるでしょう。

・関わりすぎない

上司など、指摘するのが難しい相手もいますよね。そのような時はあえて深入りしないのがベターです。

物理的な距離を保てることがベストですが、上司など相手が身近な存在の場合は物理的には難しいこともあります。心の距離を適度に保つことがデリカシーがない人との付き合い方でストレスなく生きていくコツです。

・達観する

これは上記の「心の距離」にも通じるポイントです。そもそも相手の言動に対して「どうして?」という思いが出てくるのは、自分の中で「こういう行動が常識」といった前提があるから。

人間関係において相手のことを直そうとする人がいますが、それはよいことばかりではありません。人の性格を変えるというのはとても難しいことで、相手が大人ならばなおさらですよね。

そこで自分が考え方を変えてみましょう。「この人はこういう人間なんだな」と割り切ることでグッと付き合いやすくなりますよ。

●デリカシーの身につけ方

・相手を慮る癖をつける

相手の気持ちを考える癖をつけることが、デリカシーを身につける第一歩です。

デリカシーがないと言われてしまう人は、相手の気持ちを考えない言動を取っている場合が多いと言われています。 そもそも他人に興味がないという人も多く、他人の言動を意に介さないケースもあります。

そのため他人を意識したり、相手の思考を積極的に汲み取ろうとしたりする癖をつけることで、大幅に改善できると考えられます。

癖は、即座に身につくものではありません。しかし何か発言をしたり行動する前に、相手の存在や気持ちを考えようと心がけるだけでもだいぶ違いますよ!!

・コミュニケーションを積極的にとる

積極的にコミュニケーションをとることも、デリカシーを身につけるには必要です。

なぜならデリカシーがない人はあまり人付き合いの経験が多くない傾向にあるからです。

コミュニケーションとは、ただ話すだけではありません。相手の表情や眼差し、動作などのノンバーバルコミュニケーションにも注目することが大切です。

積極的に他者と会話し、表情や反応などをしっかり見てみましょう。 そうすることで相手との距離感が掴めたり、他者が不快に思うツボがわかるようになります。

・読書をする

会話の実戦経験を積むのが最も良いとはわかっていても、気後れしてしまいますよね。

そんな方は読書やドラマで研究してみましょう。フィクションであっても人間の機微やコミュニケーションの核は変わりません。さらに青春小説や人間群像劇的な小説ならば、このような気持ちの行き違いなどをテーマにしているものも多いですのでオススメです。

●まとめ

いかがでしたか??

デリカシーとは人の感情ありきのものですから、なかなか難しいですよね。しかも他人の心の機微を察知するのは一朝一夕では身に着きません。

ですがデリカシーは人間関係を円滑にしてくれるキーポイントです。やりすぎて忖度や萎縮になってしまわぬよう気をつけながらも、強みにしていきたいですね!!

Photo:Getty Images
Text:K.S



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