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平成最後の福男! 干場のガチコーデでさらに運気が上昇です

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平成最後の福男……といっても、石畳を全力疾走して参拝一番乗りを競う兵庫・西宮神社のあれではありません。今年の新春に発売された、銀座三越の「夢袋」のお話です。

FORZA STYLEの編集長であり、日本を代表するファッションディレクターの干場義雅が、一名のお客様だけにパーソナルスタイリングをご提案。その模様を『FORZA STYLE』でスペシャルコンテンツとしてリポートし、さらに、スタイリングで使用した全アイテムをお持ち帰りできるという、夢のような企画であります。

数多くの応募者のなかから、見事、その権利を射止めた福男は、静岡県在住の木戸悠貴さん。静岡県内の総合病院に勤務する23歳の看護師さんです。普段はスーツを着ることがほとんどないそうですが、就活のときに『FORZA STYLE』を知ったのをきっかけにウェブサイトをマメにチェックし、クラシコイタリアを中心にしたクラシックスタイルに目覚めたと言います。

「周りの同世代はもっとカジュアルな格好が多いので、“気合い入っているな”とか茶化されることもありますが、社会人になってからは干場さんに憧れて大人っぽい着こなしを心がけています。今日はFORZA STYLEらしい大人の華のあるスタイリングを期待しています」と木戸さん。

今日のために有給休暇を取得し、朝からやる気満々。集合時間の19時に、新幹線で銀座に駆けつけてくれました。ここではあえて詳細を割愛しますが、この「夢袋」は1名さま限り。価格もそれ相応とあって、当初の予想ではお金に糸目をつけないオジサンが応募してくると思っていたのですが、それが木戸さんのような純粋無垢な青年とあっては、こちらがかえって身構えてしまいます。が、頑張らねば……。

聞けば、干場編集長にスタイリングしてもらえるこの機会を逃してなるものかという気持ちと、お金が自由になる独身のうちにしかできない贅沢を味わってみたいというモチベーションから、これまでの貯金を放出。「彼女には内緒です」とおっしゃっていたのはちょっぴり心配になりましたが、それはそれ、これはこれ。この機会に、カッコよくなった木戸さんを見てもらい、ぜひサプライズで惚れ直していただきましょう!

「初めまして。干場です。ていうか、木戸さんすでに充分、お洒落じゃないですか」(干場)

「え、そ、そうですか!?」(木戸さん)

この日の木戸さんの出で立ちは、昨年秋に発売された干場プロデュースの「進撃のブレザー」に、カミチャニスタのドレスシャツ、フランコ バッシのネクタイ、WHのタッセルスリッポン、モスコットのメガネなど、長年、干場編集長が愛用しているアイテムのオンパレード。この日のためにしっかり準備してきた感じすらあります。ただ、木戸さん、憧れの干場編集長を前にかなりガチガチ……。

一方、干場編集長に課せられたミッションは、木戸さんのための最良の2ルックを選ぶこと。実は、そのために1時間以上も前入りして木戸さんのプロフィールとにらめっこしながら、5~6ルックを下準備していたんです。

それはそうと、まずは木戸さんの本音を知るために丁寧にヒアリング。普段のライフスタイルを聞き出し、周りにどう見られたいのか? はたまた、将来的にどんな自分になりたいのか? といった根本的な部分を聞き出して行きます。

木戸さんの緊張を解きほぐそうと干場編集長、突然の「静岡おでん、好きなんですよね」と自己アピール。ところが、木戸さんからは「出身は福井なので、静岡のことはまだあんまり知らないんですよね」というつれない返事……。干場編集長なんて、真っ黒スープの中からにょきにょき竹串が生えている光景を目の前に、「太陽にほえろ!」のジーパン刑事(松田優作)よろしく「なんじゃこりゃ!」の声を漏らしながら、だし粉と青海苔まみれの汁を飲んでは「旨!!!」を連発していたというのに……。あかん、本当にあかん。

それならば、実際に売り場に出て一緒にコーディネイトを考えながら、お互いの理解を深めていきましょう。木戸さんの通常の洋服代は、月2~3万円。ファッションは大好きだと言いますが、そこはまだやはり20代前半。気になったものを全部買えるほどの経済力はありません。

そこで干場編集長が考えたのが、投資に対するリターンを最大化すること。選ぶべきは流行り廃りの早いトレンドものや、わかりやすい一点豪華主義ではなく、極力ベーシックで着まわしが効き、かつ上質なものです。つまり、干場編集長が連載でいつも説いている“エコラグ ”の精神ですね。

そこで、まず目指したのは、紳士服・雑貨・メガネが揃う6階。”Creativo”と名付けられた銀座三越の自主編集コーナーです。ピッティ・イマージネ・ウオモに代表されるクラシコイタリア系のブランドが一堂に会するこのエリアでは、木戸さんの興奮も最高潮に。

どんどんいろんな洋服をピックアップしては、木戸さんの好みを探るべく干場編集長はあっちに行ったりこっちに来たり……。ああだこうだと繰り返し、木戸さんは圧倒されっ放しです。それもそのはず、ラルディーニやムーレー、エンメティ、フィナモレ、インコテックス、ヘルノ、タリアトーレ、ヤコブ コーエン、ルイジボレッリ、スティレラティーノなどなど。言うなれば、ここはミニピッティ。いまのクラシックの潮流が手に取るようにわかるのです。

干場編集長、2ルックの提案のはずが、気がつけば用意していた分に加え、かなりの量をピックアップ。ひとつ下の5階にある真面目な紳士服・雑貨が揃うビジネスクロージングのコーナーも行き来しながら、みるみるうちに洋服が山積みになっていきます。最初は食らいついていた木戸さんも、「干場さん、歩くのが速すぎっす!」と途中から着いていくのを断念するほど。

それでも「干場さんのドレスクロージングとカジュアルの振れ幅の広さが大好きなんです」と、しっかり自身の希望をリクエストしながら、徐々に胸襟を開いていきます。インスタでも干場編集長の着こなしを頻繁にチェックしているらしく、正直、編集部員より編集長のことを知っていそう(汗)。

何でも、干場編集長おすすめのエンメティのライダーズジャケットには思い入れがあるらしく、この機会に絶対に手に入れたいと荒い息遣い。ところが、ブラックと決めていた色がサイズ切れで、在庫はブラウンとグレーのみ。さあ木戸さん、どうする?

腕組みしながら、「最初、グレーはないと思っていましたが、干場さんにすすめられて着てみたらこれもいいですね」と木戸さん。いったんはブラウンに決めたものも、ここから迷いまくる時間が始まります。どれを選んでも間違いのない選択ですが、6ルックが5ルックになり、それが2ルックに絞り込まれるまでに数時間。と言うか、木戸さん、本当は好き嫌いがはっきりしていらっしゃる。遠慮なんかしなくていいのに……。こちらとしては、「それさぁ、早く言ってよお~」(SansanのTVCMのパクリです)という気分です。

最終的には2ルックの予定だったのが、着まわし重視の複数パターンを干場編集長から引き出したのは、木戸さんの勝利。干場編集長も額に汗を滲ませながら、せっせと木戸さんに試着をしてもらいながら、コーディネイトのノウハウを伝授します。

ここからは、今回のスタイリングの解説です。途中経過はかなり端折りましたが、まあ見てください。はい、最初はこれ!

ネイビージャケットはラルディーニ。干場編集長が一生モノの太鼓判を押した一枚仕立ての100%カシミヤ製です。この光沢はやっぱり他では味わえませんよね。白いTシャツはフィリッポ デ ローレンティス、2プリーツパンツはGTA、ブラウンのローファーはWHです。

次はネイビージャケットをエンメティのグレーのライダーズジャケットにチェンジ。靴はハズしとして、それ以外はコントラストの少ない淡いモノトーンに統一することで上品な雰囲気に仕上がっていますよね。

今度は、Tシャツを同じくフィリッポ デ ローレンティスのネイビーに替えてみましょう。これだけで印象がガラリと変わります。白Tよりは若干難易度が下がったんじゃないでしょうか。爽やかです。

2ルックだと言っていたのに、木戸さんがどうしてもあきらめ切れてなかったのがエンメティのライダーズジャケット。予算をやり繰りして3着目のアウターとしてブラウンも追加でお買い上げとなりました。このコーディネイトは前の写真のグレーのジャケットを替えただけ。でも、こんなに印象が変わるんですね。

今度は一転、イタリア的なエレガンスを忍ばせたコーディネイト。インナーにフィナモレの白シャツとアットヴァンヌッチのネイビーのソリッドタイ組み合わせ、イタリアのオジサンたちが得意なリゾート風のスタイルを意識してみました。

最後は、最もドレッシーにキメてみました。上半身は、先ほどの白パンを合わせたコーディネイトと一緒ですが、ボトムスにインコテックスのウールパンツをもってくるだけで、ぐっとシックに返信します。「グレーパンツは普段の自分だときっと選ばなかったと思いますが、はいてみるとやっぱりいいですね」と木戸さん。短時間ながら、合計10アイテムで6ルックが完成しました。

干場編集長は、今回のパーソナルスタイリングについて「木戸さんの年齢を考え、自分の経験も踏まえながら、長く着られるもの、着まわし力のあるものを中心に選びました。長く着られるという条件のひとつは上質な素材。加えて、ネイビーとホワイト、グレー、ブラウンといったベーシックカラーにこだわったのは、どれとどう合わせても着まわせる汎用性を知ってほしいと思ったからです」とコメント。

それに対して、これだけの大量の商品のなかから、自分のために似合うものを選んでくれたのは感無量と言うのは木戸さん。本当は、人前に出るのが苦手で、最初はカメラを向けられると固まっていたのが、時間が経つにつれてごく自然なポーズがとれるようになるんですから、慣れって恐ろしいですね。マジでモデルさんかと思いました。

「干場さんは予想通りダンディで都会的な人でした。でも、話してみると気さくで、思っていた以上に親身になって一生懸命いろんなアドバイスをしてくれたのが印象的でした。コーディネイトに関しても非常にクレバー。自分では思いつかない組み合わせで、ハッとさせられたのがとても新鮮でした」と木戸さんは、半分、気絶しながら本日の感想を語ってくれました。

たくさんの服を手に入れる以上のものを(きっと)得た木戸さん。東京で過ごした夢物語は、木戸さんの将来にどんな光をもたらすのでしょうか。にくいよ、福男!

【提供元】
銀座三越「クレアティーヴォ」
03-3562-1111(大代表)
https://www.mitsukoshi.mistore.jp/ginza.html
 

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