CAR ― Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

妄想は続くよ、どこまでも!

カッコよすぎて気絶! 新型アストンマーティン3モデルついにお披露目!

2019.3.13 2019.3.13
2019.3.13
説明しよう!妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

ジュネーブに死す。アストンマーティンで妄想三昧!

ジュネーブモーターショー2019でもっとも輝いて見えたブランドがアストンマーティンです。同社のブースを埋め尽くすのはリアルなコンセプトカー。それもこの先3年程度で発売しますよ、というモデルばかり展示したのです。

ラグジュアリーブランドにとってジュネーブ開催は都合のいいモーターショーです。高額車両を作っていても事業規模は小さく彼らの予算は限られます。とはいえ、この手の見本市に1回も参加しないワケにも行きません。地理的にはヨーロッパの中心であり、永世中立国ですから国の色がつかず、また、資産をたくさん扱うスイスは何かと都合がいいのでしょう。

ジュネーブで踏み絵をした後は、各国で顧客を集めコミュニケーションを図った方が効果的です。さらに可能ならセレブが集うクラシックイベント、モントレーやヴィラ・デステ、グッドウッドに参加できれば100点満点です。

さて、本題です。アストンマーティンが打ち上げたアナウンスは2つ。ひとつはアルティメイトなF1譲りのスーパースポーツ、いよいよデリバリーが開始される「Aston Martin Valkyrie」を頂点とするミドシップスポーツ群の発表です。

まず、フラッグシップのヴァルキリーは新開発のパワーユニットがお披露目されました。初期プロトタイプは自然吸気エンジンでしたが、実際に搭載するのはハイブリッドのようです。当然、スペックは上書きされ、最大出力1,000bhp /10,500rpmから1,160bhp /10,500rpmへ。ピーク時の最大トルクは740Nm/7000rpmから900Nm/6,000rpmへアップデート。

AM-RB 003 THE THIRD IN THE MID-ENGINED FAMILY
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しかし、残念ながらヴァルキリーはトラック仕様25台、標準車150台ともに完売状態。そこで同車クラスのミドシップスポーツ第3弾として「AM-RB 003」が発表されました。パワーユニットはV6ターボエンジンを軸とするハイブリッド。まんま今のF1レギュレーションに当てはまりそうですが、発売は2021年に決定しています。

AM-RB 003 THE THIRD IN THE MID-ENGINED FAMILY
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アストンマーティンのミドシップ攻勢はさらに続きます。前出の「AM-RB 003」はカタログモデルの上位車種の位置付けですが、そのちょい下にヴァンキッシュを設定するというのです。今回は「Vanquish Vision Concept」の車名でおわかりのようにあくまでコンセプトカーですが、まさか後輪駆動のGTから鞍替えさせるとは驚きます。

Vanquish Vision Concept
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しかし、一番ソワソワしているのはマクラーレンかも知れません。現状、彼らはミドシップスポーツ専売ですから。アストンマーティンはそのモデルレンジをまるまるフォローする戦略です。まあ裕福な方は両方買えばいいだけのハナシですが……。

アストンマーティンが2019年に投入する新規車両といえば、クロスオーバーの「DBX」で開発風景を見るにすでに発売まで秒読み状態。しかし、今回サプライズだったのはもう1台のクロスオーバー、パワーユニットにEVを採用した「Lagonda All-Terrain Concept」の発表です。

Lagonda All-Terrain Concept
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封印していたラゴンダ・ブランドをアピールするにEV化はまさにうってつけ。エンジニアリングの先進性もさることながら、往年のブランドを復活させ新境地を開くなら既存のブランディングでは砂漠に水を垂らすようなもの。それにしてもこのラゴンダ、カッコ良すぎでしょう!

ココでラゴンダ社について少々。アストンマーティンも幾度となく経営再建を迫られ、その度に神輿の担ぎ手を変え現在に至る不死鳥のようなブランドですが、同社は1947年にラゴンダ社をお買い上げ。その理由は、当時のトップだったデイビッド・ブラウンが新しい高性能エンジン開発のために、ロールス・ロイスからラゴンダ社に移籍していたW.O.ベントレーを獲得するためだったのです。

LAGONDA ALL-TERRAIN CONCEPT
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ザックリ手短に紹介すればこんな経緯なのですが、アストンマーティンというラグジュアリーブランドが、もうひとつのラグジュアリーブランを抱えているとお考えください。ですからクロスオーバーのみならず、その気になればロールス・ロイス級の高級車を市場に投入することも可能なのです。

LAGONDA ALL-TERRAIN CONCEPT
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クロスオーバーEVで新たな船出を迎えたラゴンダ。現状、コレに対抗できるのはEVのマイバッハくらいでしょうか。とはいえ、外野から見た同ブランドは依然として塩漬け状態。注目は9月開催予定のフランクフルトモーターショーです。ダイムラーのことですから本国発表にこだわるのではと予想します。

ヴァンキッシュとラゴンダが収まったガレージを想像してみてください。ワタシなら後輪駆動のヴァンキッシュも並べちゃいますが、そんな妄想を抱かせる気絶級アストンマーティンなのです。

アストンマーティンジャパンリミテッド
03-5797-7281

Text:Seiichi Norishige

■Aston Martin Lagonda live from Geneva Motor Show 2019 with Mr JWW and Maya Jama

 

Author profile

教重 誠一
教重 誠一
Seiichi Norishige

自動車雑誌の編集者を経てモータージャーナリストへ。駆け出しの頃からサラリーマンの限界に挑戦し数々の輸入車を乗りまわす。印象深かった愛車はポルシェ911(930)、Ruf CRo
コンバージョン(964)、メルセデス・ベンツ500E、フェラーリ412、BMW6シリーズ、RG500Γ(バイク)。趣味はシガーとパイプとすし屋巡り。ジャンルを問わず酒好きだが、一定以上飲むと睡魔が襲い銘柄を失念する。1964年、北海道生まれ。

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