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干場の気絶ブログ「コードバン」

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牛革のカーフを使った靴が5万円とすると、一頭の馬からごく僅かしか取れないお尻の部分の革「コードバン」を使うと10万円と2倍の価格に……。そう! 履けば履くほど美しくシワが入る「コードバン」は、靴や鞄好きの間では、幻の革、革のダイヤモンドと言われています。

そんな「コードバン」は、経年変化によって美しくなる一方、水に弱く、雨や雪の日に履くと、水膨れのように凸凹になってしまう難点があります。馬のお尻の裏側(床面)は繊維層が露出しているので、水分を吸収しやすく、水が付着すると、その部分だけ繊維がほどけ、膨らんでシミのようになってしまうのです。

たまたま降ってきた雨や雪のせいで、せっかくの「コードバン」を使った靴が台無し! なんていうこともあるはずです。かくいう僕のお気に入りの「WH(ダブルエイチ)」のプレーントゥも、水膨れ状態になってしまいまして……。ということで、靴修理の名店、恵比寿の「Rifare(リファーレ)」に頼んで修理してもらいました。

画像の右上が修理してピッカピカ状態の靴。どうです、めちゃくちゃ綺麗になったと思いません? 「コードバン」特有の、鈍くて上品な光沢が戻ってきたのです。水に弱いコードバンが本当に復元出来るのか? 半信半疑だったのですが、やっぱり技術力が半端ない。リファーレの場合、「コードバン」を削るなどの作業をせずに革を傷めることなく修復するから、見事にキレイな仕上がりになるのです。

繊維質の「コードバン」に熱処理を行うことで、繊維を整え復元しているんだとか。熱処理をするので、ウィスキーやバーボンなどの、色の靴によっては修理が難しい場合もあるそうです。また、お財布や鞄などに使用されている樹脂を吹き付けた「コードバン」は復元出来ないものもあるんだとか。リファーレは、お店に修理工房を併設していて、業界人も修理によく通う知る人ぞ知る名店。ソール交換はもちろん、靴のストレッチや靴磨きまで、店長の小澤さんがやってくれるんです。

「コードバン」の修理のお値段は、2000円からで水膨れやシミの大きさによって異なるそうです。ちなみに僕のは5000円で直していただきました。また、ホーウィンや新喜皮革、その他コードバンメーカーの特性により価格は変動するそうです。全国からのお問い合せも対応してくれので、お悩みの方は下記の住所まで送ってくださいね。水膨れやシミになってしまった「コードバン」の靴靴があったら皆さんも修復してみてはいかがでしょう。美しく蘇りますよ!

あれ? 何の話をしてたんでしたっけ?(笑)

【問い合わせ】
■リファーレ
東京都渋谷区恵比寿南2-7-1 エビスウィンバレー1F
営業時間: 11:00~20:00
☎︎03-5768-1373
www.rifare.jp/
shop@rifare.jp

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