CAR ― 九島辰也の CAR STYLE

九島辰也の CAR STYLE

まるでSFの世界!自動運転がスゴすぎるニッサンの新たな試みとは?

2019.2.5 2019.2.5
2019.2.5

電気自動車と自動運転がリアの王様シートを誕生させた!

いまもっとも話題のクルマをご存知ですか? トヨタ・スープラです。昨年末からプロトタイプをティザー広告的に露出してきましたが、ついに今年1月のデトロイトモーターショーでワールドプレミアされました。いやぁ、会場にいたのですが、すごい人気でしたよ。

ご存知のように、スープラは復活です。開発コードもA90となり、最終型のA80を引き継ぎます。シャレたことしますね。

ではなぜデトロイトなのか?ですが、それには理由があって、時代の波に押し潰されてしまったとはいえ先代はアメリカで人気でした。なので、復活の場をデトロイトにしたのは最大マーケットのファンを喜ばすためです。

ただ、そのデトロイトモーターショー自体はここ数年シュリンクしています。ヨーロッパの自動車メーカーのほとんどが出展を取りやめました。なので、目立つのがアメリカのメーカー。キャデラックやシボレー、ジープやフォードなどです。

でも日本のメーカーも負けていない。トヨタもそうですが、日産もここを重視していて毎年魅力的なモデルを発表しています。インフィニティともども。

さて、その日産が今年ステージに上げたのは“ニッサンIMs”というもの。近未来の「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」を体現した電気自動車のコンセプトカーです。

スタイリングは、セダンとも5ドアハッチバックともクロスオーバーともとれるフォルムをしています。ルーフラインがリアエンド近くまで伸びているのが特徴ですね。ただ、それだけでは個性的ではありません。観音開きのドアを開けると驚きます。リアシートは3名がけなのですが、センターが中心になっているんです。左右のシートのバックレストを倒すとセンターに座った人の肘掛けになる仕組み。これはまさに逆転の発想ですよね。通常リアシートは左右の2座をメインとするのですから。日産は今回のこの仕組みを「2+1+2」のシートレイアウトとしています。こんなの見たことありません!

で、これは自動運転を見越しています。というのも、フロントシートが内側に回転して走行中リアシートに移れるからです。自動運転モードに切り替えたら、リアのセンターに座ってゆったりと目的地まで向かうというものですね。その時、ステアリングは格納されるそうです。

こうした発想になったのはこのクルマが電気自動車だからです。エンジンやギアボックス、プロペラシャフト云々というスペースをとるものを搭載しなくなったので、キャビンは広く、床はフラットにできます。タイヤを駆動するモーターは前後に1つずつとなり連結されません。

こういった新しいパッケージングを日産のグローバルデザインを担当する専務執行役員アルフォンソ・アルバイサ氏は説明しました。「電気自動車と自動運転でクルマのデザインはこれまでと大きく変わります」と。う〜ん、確かに。

 

技術がデザインを変え、デザインが技術を向上させる。そんなことを“ニッサンIMs”を眺めて感じました。これからまた自動車デザインがガンガン進化していくのではないでしょうかね。いやはや楽しみです。

Author profile

九島 辰也
九島 辰也
Tatsuya Kushima

モータージャーナリスト兼コラムニスト/日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員/2014-2015日本カーオブザイヤー選考委 員/日本ボートオブザイヤー選考委員/(社)日本葉巻協会会員

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