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【ウブロ】スイス時計の常識を大爆発させた異端児

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男を惹きつけてやまない定番の魅力。しかし、定番ゆえに見過ごし、定番ゆえに買い逃してはいませんか? 知ればあなたの人生を必ず豊かにしてくれるFORZA厳選の「鉄板定番」を、あらためて紐解きご紹介します。

イタリアのセンスが光る、異素材使いの妙

第112回はウブロのビッグ・バンです。

「ビッグ・バン スチール セラミック」Ref:301.SB.131.RX、自動巻き、SSケース、ケース径44mm、10気圧防水。144万円(税抜)/ウブロ(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ)

歴史あるものには伝統や格式という名の下に不文律が存在します。しかし、そういったいわば常識を打ち破ろうとする存在が台頭するのもまた世の常。たとえば高級時計の世界ではラバーストラップはタブー視されていましたが、それをふたつの衝撃によって覆したのが1980年にスイス・ニヨンでイタリア人のカルロ・クロッコによって設立されたウブロでした。

まず、ウブロが時計業界に与えた“小さな衝撃”。それは、高級時計にラバーストラップを採用するということでした。貴金属を使う高級時計には、同じ金属かレザーのベルトを合わせるものと相場が決まっていたため、古いスイスの時計業界で“異端児”として扱われるように。ですがヨーロッパの王族の間で人気となり、次第にその地位を高めていきます。

そして、ウブロが現在の地位を築き上げるきっかけとなったのが、2005年の“大きな衝撃”。「ビッグ・バン」コレクションの登場です。ラバーストラップだけでなく、カーボンやセラミックといった異素材を次々に採用し、爆発的に(それこそビッグバンのように!?)世界中でヒットし、セレブがこぞって愛用するウブロの定番モデルとなりました。

「ビッグ・バン スチール セラミック」は、そんな2005年のバーゼルワールドで発表された最初のモデル。ブランド名の「ウブロ=舷窓」をイメージしたビス留めのセラミックベゼルにカーボンプリントのダイアル、そしてラバーストラップを採用し、ウブロが掲げるコンセプト「アート・オブ・フュージョン(異なる素材やアイデアの融合)」を強く意識させるモデル一本です。

真っ白なカラーリングにブラックのアクセントがクールな印象を引き立てる日本限定モデル「ビッグ・バン ウニコ ブラック&ホワイト」。ポリッシュ&サテン仕上げのチタンケースに完全自社開発・製造のクロノグラフムーブメント「ウニコ」を納めたモダンなタイムピース。Ref:411.NE.2010.LR.JSM15、自動巻き、チタンケース、ケース径45mm、10気圧防水。204万円(税抜)/ウブロ(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ)
完全自社開発・製造のクロノグラフムーブメント「ウニコ」を搭載した「ビッグ・バン ウニコ キングゴールド セラミック」。ウニコはダイアル側にすべてのクロノグラフ機構が配置され、コラムホイールの動きがダイアルから見えるのが特徴。常識に囚われない設計を採用したウブロらしい一本です。Ref:411.OM.1180.RX、自動巻き、18Kキングゴールドケース、ケース径45mm、10気圧防水。389万円(税抜)/ウブロ(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ)

ウブロといえば、その個性的なデザインにばかり目が行ってしまいがち。しかし本当は、伝統的な貴金属に未来的な素材を組み合わせる“異素材の融合”というチャレンジングな姿勢こそが支持される理由なのかもしれません。オトコたるもの、いつでも常識に立ち向かっていく、そんな存在でありたいものですよね。

Text:Ryo Ishii

【問い合わせ】
LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ
03-5635-7055
http://www.hublot.com

 



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