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FASHION 僕が捨てなかった服

トリを飾るのはエルメス! シャツ同様に思いっきり柄を楽しむベスト

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人生には、どうしても手放せなかった服、そう「捨てなかった服」があります。そんな服にこそ、真の価値を見出せるものではないでしょうか。そこで、この連載では、ファッション業界の先人たちが、人生に於いて「捨てなかった服」を紹介。その人なりのこだわりや良いものを詳らかにし、スタイルのある人物のファッション観に迫ることにします。

エルメスのシャツだけに止まらず、ベストまで買うことに

人生には、どうしても手放せなかった服、そう「捨てなかった服」があります。そんな服にこそ、真の価値を見出せるものではないでしょうか。そこで、この連載では、ファッション業界の先人たちが、人生に於いて「捨てなかった服」を紹介。その人なりのこだわりや良いものを詳らかにし、スタイルのある人物のファッション観に迫ることにします。中村達也さんに続いて登場するのは、株式会社スピラーレの代表取締役社長、神藤光太郎さん

神藤さんが膨大な数を所有してきた中でも捨てられなかった服をご紹介する企画のラスト第11回目は、「エルメス」のベストです。

エルメスのシャツが好きな話は以前しましたが、同様にベストも好きで、つねにヴィンテージショップで探していて、イイものに出会えれば買うようにしています。

ベストの場合、前身頃はソリッドで背中側が柄か、前身頃が柄で背中側はソリッドなものが多い気がしますが、これは総柄なんです。

この2枚は同じショップで見つけたんですが、2枚で1万8000円くらいと、相当お買い得でした。着こなしが難しいアイテムではありますが、エルメスとは思えない価格ですね。

黒地に馬がプリントされたものは、偶然にもシャツと同柄でアンサンブル(笑)。元になってるのがスカーフなので、同じものが誕生するんですが、出会えたときは嬉しかったですね。

シャツ同様に思いっきり派手なんですが、ジャケットの中に着ちゃうとそこまで目立たないですから、オーソドックスなスーツのインナーとして、たまに着ています。でも、思い返すともう7〜8年くらい着た記憶はないですね…(笑)。

もしかしたらシャツの方が着てるかもしれないです。今後も、パーティの時など ちょっと悪ノリが許されるときに着るんだと思います。

こまめにヴィンテージショップやオークションなんかでも探しているんで、気になる柄でサイズとコストが見合えば買い足したいなとも思ってるんですが、なかなか機会が合わず増えていません。

以前にも話しましたが、エルメスのスカーフやシルクにあるストーリーには惹かれる部分が多いので、これらも決して手放すことはないと思います。

Photo:Naoto Otsubo

Edit:Ryutaro Yanaka

神藤光太郎(しんどうこうたろう)
株式会社スピラーレ 代表取締役社長

クリエイティブディレクターとしてインポーター会社のメンズ部門を統括した実績をもとに、現在は新たなビジネスの準備に取り掛かる。イタリアのニットブランドを皮切りに、日本に魅力的なブランドを持ち込むべく、日夜奔走中。


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