男を惹きつけてやまない定番の魅力。しかし、定番ゆえに見過ごし、定番ゆえに買い逃してはいませんか? 知ればあなたの人生を必ず豊かにしてくれるFORZA厳選の「鉄板定番」を、あらためて紐解きご紹介します。
タフ自慢じゃなく、上質自慢なライダース
第106回目は、マーシャーのライダースジャケットです。
10万8000円(税抜)/マーシャー(タトラス ジャパン)
レザーアウターブランドは数あれど、大人が着て様になるブランドとなると、選択肢はかなり限られます。デザインやシルエットはもちろん、革の種類によっても、大人になると着こなしづらいものがありますからね。特にタフでヤングな印象が強いライダースとなると、より狭き門となってしまいます。ただし、2000年までは。
イタリアでレザーブランドのマーシャーがスタートしたのは、2000年のこと。高いクオリティを求め、技術のあるイタリア国内の職人により染色までもハンドメイドにこだわる同ブランドは、ゆえに大人が着て様になるラグジュアリーレザーブランドという地位を確立しました。
まずは上のダブルライダースをご覧あれ。ライダースはマーシャーの大定番で、革は軽く柔らかなシープを採用。シガレットポケットといったダブルライダースにおける伝統的なディテールを踏襲しつつも、その着心地に重苦しさはありません。また、シルエットも武骨さを抑え、むしろ色気のあるスリムなラインを描きます。この辺り、レディースも展開する同ブランドならではと言えるでしょう。
こちらもラムレザーを採用した定番のジップアップフーディ。ウォッシュを掛けることで革のナチュラルな質感を演出する手法は、ここが得意とするところです。スポーティなフーディですが、フードのドローコードストッパーにメタルパーツを採用するなど、大人が求める上質感の演出に抜かりありません。11万円(税抜)/マーシャー(タトラス ジャパン)
こちらは今冬登場したコート。一見重厚ですが、革はシープなので実にソフト。襟をコーデュロイで切り替えるなど、トレンドのブリティッシュカントリーなエッセンスを取り入れています。12万5000円(税抜)/マーシャー(タトラス ジャパン)
スリムなシルエットが日本人の体型に馴染むというのも、マーシャーが人気を集める要因。革そのものの質感を活かした加工や染色が、新品時からカラダにもコーデにも馴染んでくれるというのも、うれしいですよね。
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Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
タトラス ジャパン
03-5708-5188
https://www.tatras-japan.com/
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