【惜しいよオトコその17】見かけたら嬉しくなっちゃう(!?) ウルトラ・バッテンマン氏
こんばんは。毎月第2&第4月曜夜のどっきり(?)コミック連載、平松昭子の「ココが惜しいよ、40オトコ」です。日本の40代男性をもっと格好良くしたい、というFORZA STYLE編集部の熱い思いを受けて、私なりに毎回「これは惜しい」という男性を取り上げて、愛あるツッコミをさせていただいております。
さて、本日の主人公は、ウルトラ・バッテンマン氏。「ウルトラマ〜ン、シュワ〜ッチ」懐かしいですねぇ。
お会計の時のバッテンは、昭和では当たり前で、みんなやっていましたよね。バッテンがスマートにできるようになったら、一人前のオトナで、この漫画のように、バッテンのタイミングが悪い人は惜しいなぁと思っていました。
私もバッテンが上手にできないので練習したこともありましたが、ご馳走していただくことが多いのでなかなかチャンスがないまま時が過ぎ……。ついに平成後半あたりから、あまり見かけなくなってしまいました。
ある日のこと、当時連載させていただいていた雑誌の編集長と若い編集さん、ライターさんと私の四人で素敵なレストランでビジネスランチをした時のこと。そこで久しぶりにバッテンを見たんです。
編集長がシュッと、一瞬でバッテンを決めたお姿がとてもカッコよくてクラクラしました。
ところがライターさんが「今、もしかしてバッテンしました?」って編集長につっこみながら、若い編集さんも一緒に大笑いしていたので、“いつの間にかバッテンの時代は終わってしまったのかしら……”と、ちょっと寂しい気持ちになったのを覚えています。
今では貴重なバッテン。一年に一度、見られるか見られないかの確率ですので、運よく目撃すると、いいことがありそうな気がします。流れ星を見たときのように嬉しくなりますね。飲食店をやっている友人に聞いてみると、バッテンはやや古い感じがするそうですが、若い人でもやる人はいるそうです。時代を超えて受け継がれるバッテン、昭和世代としては安心です♡
ということで、今回の理想の男性はこちら。
バッテンが得意でも、その時のメンバーとお店の雰囲気がふさわしくなかったら封印してくれる人に気絶です。でも、バッテンOKのお店で誰よりも一番すごいバッテンを見せてくれたら、もっと気絶です♡♡♡
Illustrations: Akiko Hiramatsu
Edit : Yukari Tachihara
平松昭子 Akiko Hiramatsu
イラストレーター/ブロガー 雑誌やWEBサイトをメインに、ファニーでエレガントなイラストやエッセイを執筆する。一方そのファッションセンスが注目され、女性誌のファッションスナップページなどに多数登場。着物を愛好し、Masshivanのメンバーとしてアート活動にも力を入れている。著書に『平松昭子の着物事件簿』(宝島社)『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社)『平松昭子のファッションホリック道』(KKベストセラーズ)などがある。かつて原宿のアンティークショップでバイトをしていたこともあり、FORZA STYLEでは「アニ散歩」に大注目。いまの夢は「カウンターでアニキと飲むこと!」。2018年12月11日(火)〜12月23日(日)まで、Tambourin Gallery Presents FANTASTIC DAYS 2018という企画展に、
タンバリンに描いたイラストを出展しているので要チェック! また、現在北海道から名古屋あたりまでの東日本で、エスカレーターマナーポスターが展開中。1年ほど貼られるそうなので、見かけた方はぜひFORZAまでご報告を! https://www.instagram.com/p/BlhcRvInxzk/?taken-by=akikohiramatsu_official オシャレでキュートなイラスト満載のHPはこちら! http://akikohiramatsu.com