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フラストレーション溜まってない? 欲求不満を解消するには

2018.11.20 2018.11.20
2018.11.20

ストレスとフラストレーション、どう違うの?

最近、フラストレーションが溜まっていませんか? と言われても、「フラストレーション」という言葉、なんとなく耳にしたことがあるだけでいったいどういう意味なのかよくわからないですよね。

ここでは、「フラストレーション」の意味からその解消法まで、すべて伝授します。フラストレーションが溜まっていないか、要チェックです!

「フラストレーション」とは?

フラストレーションは、日本語で端的に言えば「欲求不満」のこと。自分の中でしたいことや、何か手に入れたいものがあるのに、それが邪魔されて達成できない状態になると、人はイライラしたり不安を感じたりします。場合によっては周りに対して攻撃的になってしまう人や、暴飲暴食に走るなどヤケになってしまう人もいるこの状態を、「フラストレーションが溜まる」と呼ぶのです。

どんな人でも、自分の心に「欲求」を持っています。そして、それがすべて満たされるということはあまりないと言えるでしょう。物理的に不可能なことであれば諦めもつくというものですが、自分ではどうにもできない周囲の環境などが障害となって、できるはずのことが思い通りにいかないときにフラストレーションは溜まります。つまり、フラストレーションは誰にでも起こりうるということです。

ストレスとの違いと関係性

フラストレーションは、溜まるとイライラすることなど、ストレスと似たところがありますよね。フラストレーションとストレスとの違いはいったい何なのでしょうか。

①そもそもストレスとは?

ストレスとは、人間関係や仕事、金銭面などにおいてうまくいかないことがある、また身内の不幸など大きくショックを受ける出来事があった、などの状態を言います。ストレスがかかると、イライラしたり落ち込んだりしてしまうといった精神的な反応に加えて、食欲がなくなる、眠れなくなる、胃が痛くなるなどの身体的な症状も伴うことがあります。

ここまでは、「ストレス社会」と呼ばれる現代に生きる私たちの多くが知っている、もしくは実際に身をもって感じていることかと思います。「フラストレーション」は日常でそれほど頻繁には使わない言葉ですが、「ストレス」は誰でも一度は使ったことがあるなじみ深い言葉なのではないでしょうか。

②フラストレーションとの深い関連

では、ストレスとフラストレーションの違いについて解説します。ストレスは、外的要因によって抑圧され、身体や精神に影響を与える状態であり、一方フラストレーションは、自分の内部の欲求が満たされないことによって起こる、心のネガティブな反応のことです。

しかし、このふたつには切っても切れないところがあります。ストレスが多い状態ではフラストレーションが溜まりやすく、両方が比例して高まっていくことが多いのです。欲求が満たされない原因が外部にあるということはよくあるため、当たり前といえば当たり前のつながりでしょう。

あなたは大丈夫? フラストレーション度チェック

フラストレーションが溜まっているかわからない、または自分には関係ないはず、という人は、フラストレーションを溜めてしまう人の特徴にいくつ当てはまるかチェックしてみましょう。自分でも気づかないうちにフラストレーションが溜まってしまっているかも……?

①つい食べすぎ・飲みすぎになってしまう

実は、人間の本能は「食べる」という行為自体に幸せを感じるようになっています。食糧が簡単に手に入らなかった大昔の人々は、食事が幸福に直結していて、その感情は今もDNAに刻み込まれているのです。生命活動として、食べることで幸せになるために飢え死にを防げるというのが理由です。

現代の日本では、空腹で餓死するということはほとんど起こりません。しかし、日本人にも食事で幸せを感じる本能は組み込まれています。そのため、お腹はすでにいっぱいなのに、食べている間は嫌なことを忘れられるからとついモグモグ……。食欲を満たすことでフラストレーションから気を紛らわせようとするのです。

また、アルコールの力を借りて気分を高揚させ、満たされない欲求をごまかそうとする人もいます。お酒は食欲を増進させるのでどんどん食べて飲んで、別の欲求や悩みをやりすごそうと試みるのです。気晴らしの飲み会などは大切ですが、食べすぎや飲みすぎで身体を壊すと逆効果なので気をつけましょう。

②仕事に集中できずミス連発

特に仕事に関するフラストレーションがある場合、そのことばかり考えてしまったりイライラが募ったりして、仕事への集中力が保てなくなります。そうなるとささいなミスを連発してしまい、さらに欲求の実現が遠くなる……なんてことも。

自分のプランに周りが賛同してくれない、取引先との交渉がうまくいかない、上司に手柄を横取りされる、希望の部署や役職に就けない……などなど、仕事に関するフラストレーションの原因は枚挙にいとまがありません。職場は多くの人がフラストレーションを抱えやすい場所と言えるでしょう。

③無意識に頬杖や腕組みをしている

人は、何か不満や不安を感じたとき無意識に頬杖をつきます。頬杖は「自己親密行動」と呼ばれるもののひとつで、安心しようとするときに取ってしまう行動です。フラストレーションが溜まると、頬杖のポーズをとりやすくなるのです。

また腕を組むのは、相手を警戒して自分の気持ちや弱点を悟られないようにしたり、威圧感を与えて相手より強く優位な立場であることを示そうとしたりしている証拠です。イライラしていると腕組みをしやすい傾向になるということもあり、こちらもフラストレーションが原因となりうる行動です。

よくクセで頬杖や腕組みをしてしまうという人は、自分でも意識しないうちにフラストレーションが溜まりやすいタイプかもしれません。

④貧乏ゆすりが多い

貧乏ゆすりもよくあるクセのひとつですが、不安や悩みを感じたときなどに、脳が身体を動かし緊張状態をほぐそうとして起こることがあります。フラストレーションが溜まっていると、脳と身体が反応して貧乏ゆすりをしてしまうのです。

⑤ドラマやマンガに感情移入

テレビドラマや映画、マンガやアニメなど、非日常的で現実には起こらないストーリーにやたらと感情移入してしまうのは、自分の日常にある現実での欲求不満を代わりに満たそうとしているからかもしれません。物語世界の主人公は、普通ならありえない能力を使ったり都合よく奇跡が起きたりと、欲求を実現してくれる存在です。そこに自分を投影することで、フラストレーションを解消しようとするのです。

ただ、ふと我に返った瞬間に、現実の自分自身とのギャップを感じてよけいにフラストレーションが増長する恐れも。趣味として楽しむのはよいのですが、没入しすぎて逆効果にならないようにする必要がありそうです。

⑥人に八つ当たりしてしまう

フラストレーションが溜まっている人によく見られるのが、周りの人に対して攻撃的な態度を取ってしまうというもの。フラストレーションの原因になっている人はもちろんですが、まったく関係のない人に対してもイライラをぶつけてしまうのです。

自分では抑えているつもりでも、つい乱暴でキツい言い方をしてしまったり、うまくいかないことを人のせいにしてしまったり……。心当たりがある人は、八つ当たりしないように意識して自制しなければいけませんね。

フラストレーション解消法

フラストレーションが溜まってしまうと、自分にも周りにも悪い影響ばかりです。溜まってしまったフラストレーションは自分で解消するしかありません。もちろん根本の原因となっている欲求を満たすことができればそれに越したことはありませんが、それができないからフラストレーションが溜まっているというケースがほとんど。

フラストレーションが起こらないよう予防し、溜めこんだフラストレーションを解消できる、そんな方法をお教えします。

①スポーツや筋トレをする

身体を動かしいい汗をかくと、欲求自体を抑える効果があるとされています。その際、少し激しいスポーツをするのがオススメ。欲求を抑制する効果がより高まるほか、体力を使うことで夜はぐっすり眠ることができ、ベッドでグダグダ悩んで深夜でも目が冴えてしまう……なんてことがなくなります。

いろいろなスポーツの競技だけでなく、筋トレでも同じ効果が得られます。また、オーガズムと同じような感覚を得られるトレーニングもあることから、性的な欲求不満も解消できる方法です。

②甘いものや大好物を食べる

甘いものを食べると、「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンという物質が分泌されます。これも欲求を抑えるのには効果があります。ただ、甘いものが苦手な場合はどうすればよいのでしょうか?

甘いもの以外にも、セロトニンを作るための材料となるトリプトファン・炭水化物・ビタミンB6を含む食材を食べればよいのです。大豆製品・乳製品・卵・ごはん・パン・麺類・いも類・魚類・バナナなど、これらが含まれる食材はたくさんあります。その中でも、自分の大好物を食べるのがよりフラストレーションを抑えるのにはよいでしょう。

ただ、フラストレーションが溜まっていると暴飲暴食につながりやすい傾向があります。くれぐれも腹八分目を心がけるようにしてください。

③思い切った買い物をする

いつも使える手段ではありませんが、前から欲しいと思っていたのに手が出せなかった、というような高額な買い物をしてみるのもたまにはアリでしょう。我慢していた欲求を満たしてあげることがフラストレーションの解消につながります。

いつもは買えないものをたまにゲットすることで喜びも一入というもの。また、金額がどうしても気になって買い物自体にフラストレーションを感じてしまうところを、あえて大胆に金額を気にしないで思い切った買い物をすることによって、いい刺激を与えることができます。

④考えの柔軟な転換も必要

フラストレーションに陥ると、そのことばかりをどんどん悪い方向に考えてしまいがちになります。しかし、それではいつまでもフラストレーションは増幅する一方です。

欲求の障害となるものを、自分に対する試練でありチャンスだと捉えるようにしてみてください。好きになれない人がいれば、「自分はああならないようにしようと思える反面教師に出会えてよかった」と考えてみるのです。また、「あの人はなぜあんな行動をとるのか」と思ったら、フラストレーションに変わる前に自分がその人の視点に立ってみると思わぬ発見があるかもしれません。

他にも、状況がいつまでも同じというわけではないのなら、時間が解決してくれるまで少し考えるのをやめてみるとよいでしょう。冷却期間を作ることで、気持ちを落ち着かせることもできます。冷静になってから考えれば、新たな解決法を思いつくこともできるかもしれません。

そして、あまりひとつのことに拘泥しすぎず、「なんとかなる」「まあいいか」と考えることも必要です。生真面目になりすぎるのではなく、心に余裕や隙を持たせてみてください。細かいことは気にしない、「ケ・セラ・セラ」精神が大切です。

まとめ

フラストレーションを溜めてしまうと、自分にも周りの人に対してもあまりいい影響は及ぼしません。誰にでも起こることだからこそ、うまくフラストレーションを解消できるように、自分に合った対処法を見つけておくとよいでしょう。

イライラしたときは、人に当たり散らしそうになってもグッとこらえ、いったん深呼吸をしてみましょう。一瞬の間を置くことで冷静になれるだけでなく、浅くなった呼吸を整え気持ちをリラックス状態に持っていくことができます。

フラストレーションを溜めずに、いつでも笑顔でスマートなあなたでいてくださいね。

Photo:Getty Images
Text:N.M

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