のっぺりしがちな冬アウターのアクセントに
ボアまたはファー付きのフード。見るからに暖かそうですよね。おまけにラグジュアリーな印象もありますし。そもそもボア&ファー付きのフードは、極寒地でフード周り=顔周りに雪がくっつかないよう、動物性の毛皮を使ったのがはじまり。ラクーンやコヨーテなどが定番ですが、昨今は動物愛護意識の高まりとともに、人工的なエコファーを使ったものも増えています。また、着脱できるものが多く、印象的なディテールゆえに見た目をガラリと変えて楽しむことができます。
折しも、ボア&ファーは今秋冬のトレンド素材。大味になりがちな冬の重量級アウターですが、アイコニックなファーの風合いはアクセントとして活躍してくれます。また、防寒アウターで人気のミリタリー系デザインにおいては、ミリタリーの武骨な感じを抑制してくれる効果も。
ちなみに、天然ファーがもし濡れてしまったら、タオルでしっかり拭いて陰干しを。そしてドライヤーを遠くから当てながら丁寧にブラッシングすると、フワフワ感が復活しますよ。
STONE ISLAND ストーンアイランド
シンプルなダークネイビーを、ファーでラグジュアリーに

極寒地用ミリタリージャケットをインスパイアしたミドルレングスコート。マット感のあるポリエステル×ナイロンのレップ生地は、密度の高さから防風性を確保。さらに、高品質なダウン×フェザーが高い保温性を実現しています。ファーは着脱可能なエコファーに。ボリュームを抑えたシルエットに野暮ったさはなく、色数を抑えたダークトーンまとめなら、都会的な洗練顔で着こなせます。
TAGLIATORE タリアトーレ
クラシックスーツには、こんなファーコートを

一般的なトレンチとはやや異なるバイカーズトレンチ。胸のフラップ付きポケットが大きな特徴です。ウール生地とエコファーの組み合わせも相まって、実にクラシカルな印象に。毛足の長いエコファーは一見ラグジュアリーですが、高い腰位置に設置されたベルトが、マスキュリンな雰囲気を強調してくれます。
DUNO デュノ
高い保温性を毛足の長いファーでも誇示

リアルファーならではの自然なフワフワ感とともに、暖かさをアピールするフェイクムートンのスタンドカラー。襟と前立て部分だけのフェイクレイヤードデザインになっており、ジップで着脱が可能に。カラーリングやアームポケット然り、ミリタリーなルックスに相応しく、700フィルパワーのダウンが高い保温性を実現します。
Ten C テンシー
武骨要素満載ですが、色で一転都会顔に

何十年と着込むほどに馴染み味を増す、高密度のナイロン製ベンタイルミリクロス。そのハリの強いタフな生地感は、ホワイトファーさえも武骨に見せます。大振りなチンガードも、もちろんその後押しに。とはいえ、カラーリングは意外にも都会的で、土クサさだけをやたらにアピールしません。






Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text:Masafumi Yasuoka
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