LESSON268 緊張感を和らげるグレージャケットのエスコートコーデ
ビジネスからスマートカジュアルまで幅広く対応する大人のマストハブアイテムといえば、グレージャケット。羽織るだけで、上品で落ち着いた雰囲気を演出できる着まわし抜群の一着です。定番ゆえに重宝はしますが、コーデ次第では地味に映ることもあり、意外に着こなしが難しかったりします。そこで今回はグレージャケットを使って、女性を上手にエスコートするコーデ術をクリス・ヘムズワースに学びたいと思います。
グレージャケットにも種類は様々ありますが、秋冬ならライトよりもミディアムからチャコールグレーが落ち着いて見えます。クリス・ヘムズワースが選んだのもミディアムグレーの無地。やや狭めなラペル幅、2ボタンのシャープなシルエットが若々しく見せるキモです。
肝心のエスコートコーデは、黒のTシャツ(ニットも可)に黒の細身のデニムを合わせて、目立たぬように都会的かつシックに見せるのがポイント。特にVネックは、クルーネックに比べて顔まわりがシャープな印象になるので若々しく見せるのにも効果テキメンです!
そして、足元にブラウンのスエードブーツを合わせている所が最大のポイント。黒のブーツのほうがマッチするように感じられますが、ブラウンにすることで季節感が出せ、スタイリングもこなれて見えるんです。エスコートする際のコーデは、女性を引き立てるだけでなく、緊張感を和らげるように配慮することも重要。ぜひ参考にしてみてください! クリス・ヘムズワースの場合、髪やヒゲの色ともマッチしているので余計に格好良く見えます。ここまで真似できたらパーフェクト。普通のビジネスマンは難しいですけどね(笑)。
Text:Satoshi Nakamoto
クリス・ヘムズワースのように装うならこんなアイテムがオススメ
RING JACKET(リングヂャケット)×gujiのブラックジャケットはソリッドタイプでクールな印象を漂わせますが、程良い肉感、やや地厚な生地を採用しているためシャープさは控えめに、優雅さと温かみを漂わせる仕上がりになっています。
一枚で着るのはもちろんのことシャツをインに合わせても襟がキュッと詰まらず色気のある雰囲気に見せることが出来ますし、スカーフをインした際もクルーネックほど隠れず、程良い華やかさを漂わせるスタイルに見せてくれるんです。
ベースはタイトストレートの622ですが股上を1.5cm深くすることで、よりジャケットに対して親和性が増していまして、まさにテーラードデニムの名に相応しい一本に仕上がっています。