FASHION オトナの”鉄板定番”ベスト

大定番から別注モデルまで！　何足あっても、何年はいても、飽きない存在

#シューズ

2018.9.18 0

男を惹きつけてやまない定番の魅力。しかし、定番ゆえに見過ごし、定番ゆえに買い逃してはいませんか？　知ればあなたの人生を必ず豊かにしてくれるFORZA厳選の「鉄板定番」を、あらためて紐解きご紹介します。

ドレスからカジュアルまで、すべておまかせ

第79回目は、クロケット&ジョーンズのシューズです。

左：7万6000円、右：7万6000円（ともに税抜）／ともにクロケット＆ジョーンズ（バーニーズニューヨークカスタマーセンター）

英国靴の聖地ノーザンプトンの名門クロケット&ジョーンズ。紳士靴の名門は数あれど、ここほど幅広いファン層を誇るブランドはないでしょう。

創業は1879年。その品質の高さから、創業して間もなく急成長を遂げます。そして1920年代には、英国靴における最重要ファクトリーとして目されるまでに上り詰め、1970年代に入ってからは高級紳士靴ブランドとして、その名を世界に広めました。

クロケット&ジョーンズの優れている点をファッション業界人に問うと、必ず返ってくるのが柔軟な対応力。ラグジュアリーブランドのOEMとともに、日本のセレクトショップの別注などにも快く応えてくれるからです。ショップの別注となると、トレンド性に鑑みたものが多いのは当然。クロケット&ジョーンズの柔軟な対応力は、それに対する素早いリアクションを可能にしているのです。

そこで今回はいつもと趣向を変えて、定番モデルではなくセレクトショップの別注モデルをご紹介したいと思います。

ご用意したのは、バーニーズ　ニューヨーク限定の4モデル。右のメダリオンを配したプレーントゥは、アッパーにはワックスカーフを使用。そしてグッドイヤーウェルテッド製法を採用しつつ、ハーフライニング仕様に別注することで、履き始めから馴染み良さを楽しめます。左のダブルモンクも同様。英国紳士靴と聞くと、かっちりと堅牢なイメージがありますが、時代の潮流に合わせてコンフォート性を高めた作りになっています。

ちなみにソールには、グリップ力とともに耐水性を向上させたラバー製のニューシティソールを履かせています。

ミッドカットのサイドゴアプレーントゥは、バーニーズ　ニューヨークのエクスクルーシブとなるラスト318Eが見どころ。セミスクエアと厚みを抑えたトゥが、サイドゴアをドレッシーに演出します。タッセルローファーは、名モデルのキャベンディッシュ3を、ネイビーのコードヴァンで別注。タイトなウエストとヒールカップが特徴のラスト375は、日本人の足型にマッチします。左：8万3000円、右：12万円（ともに税抜）／ともにクロケット＆ジョーンズ（バーニーズニューヨークカスタマーセンター）

ドレスならストレートチップのオードリー、カジュアルならチャッカブーツのチャートシーなど、オンオフともに定番モデルを要するクロケット&ジョーンズ。それに加えて、シーズンごとに別注モデルが豊富に揃うとなると、物欲も新たに湧きますよね。