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くろP花鳥風月 助からないと思っても 助かって居る

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みなさま、連休はいかがお過ごしでしょうか。

9月も半ばを過ぎ、9月18日からは二十四節気「白露」も最後の項「玄鳥去(つばめさる)」(七十二候の第四十五項)、春に来たツバメが子育てを終えて暖かい南に帰っていくという……そして9月20日からはお彼岸に入るって、、、今年ももうほぼ終わりですね(笑)!

助からないと思っても 助かって居る——将棋の大山康晴 十五世名人が座右の銘にしていたそうです。

フジタに続き、またもや没後50年、今回は偉大なる陶工・河井寛次郎(1890~1966)であります。人間国宝も文化勲章も固辞して無位無冠を貫いた“土と炎の詩人”——。陶芸だけなく木彫、書、詩、随筆なども多く手がけた寛次郎の「仕事の全貌と精神世界に迫る」展覧会にギリギリセーフで行ってきました。

「没後50年 河井寬次郎展-過去が咲いてゐる今、未来の蕾で一杯な今-」@パナソニックミュージアム——え?なんでパナ? と思うくらい例によってシロートですみません。松下幸之助氏は寛次郎作品の愛好家だったのです。東京展では氏が収集した寛次郎、氏が贈った当時最新のトランジスタラジオが特別出展されていました。

当時文化勲章の選考委員だった松下が、寛次郎を文化勲章に推挙した際に贈った最新のトランジスタラジオの同型品。寛次郎は「このラジオが私にとっての文化勲章だ」と言って受賞を辞退したという。
「喜者皆美」と描かれた蓋物。「眼聴耳視」など寛次郎独自の四字熟語の数々も。

「-過去が咲いてゐる今、未来の蕾で一杯な今-」は寛次郎の言葉で、一杯と見ると「月見で一杯」なことを思ってしまうダメ黒なんですが、「今」は一瞬であって一瞬じゃない、過去の花であり未来のつぼみ、その永遠なる連続だったんですね。

FORZAにぴったりの書がありました!

「道を歩かない人 歩いたあとが道になる人」——道を歩かないFORZA、歩いたあとが道になるFORZA!

河井寛次郎展、次は9月22日(土)から、兵庫県篠山市にある兵庫陶芸美術館にて開かれます。秋の行楽シーズン、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

特別展・兵庫県政150周年記念事業 「没後50年 河井寬次郎展-過去が咲いてゐる今、未来の蕾で一杯な今-」 9月22日(土)~12月9日(日)【土と語る、森の中の美術館】兵庫陶芸美術館

美しい秋を満喫なさいますように!

kuro.

神宮外苑のイチョウ並木も秋の空。


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