EVな時代も物を言うのはブランド力です!
メルセデス・ベンツからEV(電気自動車)のEQシリーズ第一弾「Mercedes-Benz EQC 400 4MATIC」が発表されました。アナウンスされた航続距離は450km/h! ミドルサイズのSUVであることを考慮すれば、このデータはかなり高性能なEVです。
今後メルセデスブランドは2022年までに9車種を投入するといいますから、今回のSUVのみならず、コンパクトから上級セダンまで、ほぼすべてのカテゴリーにEVを計画していることがわかります。ベンツといえば高級車の代名詞。ですから、日本人のEV感は確実に変わります。
欧州では2012年からCO2の排出ガス規制を設け、また、2020年までに95g/km(1台当たりの平均値)という規制値を掲げてきました。しかし、既存の化石燃料エンジンを使用するクルマはほぼ達成不可能な数値です。
欧州委員会はそんな部分を見透かしたかのように、さらに2030年にEU圏内における新車販売比率の15%をEVなどのゼロエミッションカーにするクオーター制の導入を検討中とか。開いた口が塞がらないというか、さすがCO2排出権ビジネスを描いた地域だけのことはあります。
EVは本当に環境に優しいクルマなのか? という議論はまた別のハナシですが、もしEVを作れない自動車メーカーとしてマーケットに認識されれば株価はダダ下がり。企業の存続そのものが危うくなってしまいます。だから欧州の自動車メーカーはEVを作らねばなりません。
さて、純粋にクルマのハナシに戻れば、EVには一種独特の乗り味があります。スクーターで無断変速が体に染みたワカモノには馴染みやすい加速感かも知れません。ワタシのようなオッサンでもコレはコレで十分に楽しい乗り物ですし、マブチモーターを搭載したプラモデルのような遊び感覚もあります。
いずれにせよいまは端境期。2020年頃までは大パワーのスーパースポーツが滑り込みでデビューし、折衷案的なPHEV(プラグインハイブリッドカー)は増加の一途。そして、今回のメルセデスのようにEVが数多く登場することでしょう。
そして最後に。今後、動力源がどうなろうと、最後に物を言うのはお金です。予算をしっかり確保して素敵なライフスタイルカーを見つけましょう!
さて、ココから以下妄想なので【スクロール注意】でお願いいたします。
ワタシがローンチ時の発表会を担当することになれば、間違いなくアントニオ●木さんをタレントとして起用します。
「電気があれば何でもできる。1、2、3、ダァー!! 」
高々と掲げられた右手には、もちろん日本が誇る永遠のクラシック「THRIVE(スライヴ)MD-01」をお持ちいただきます。だって、夢ですもの。
※注釈・・・電マはパートナーの同意を得た上で正しくお使いください。
Text:Seiichi Norishige
メルセデス・ベンツ日本
0120-190-610(メルセデスコール)
■Mercedes-Benz EQC world premiere in Stockholm | Highlights