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HEALTH

あなたの疲労回復方法で疲れは取れない!? 本当に効き目があるのはコレ!

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やっていませんか? 疲れへのNGな対処法

これまでは疲れたときにオススメの疲労回復方法をご紹介してきました。ここでは反対に、やってしまいがちなNG疲労回復法についてお教えします。今まで効果があると思っていたあの方法も、実はむしろ逆効果かも!?

①栄養ドリンクを飲む

コンビニなどで簡単に手に入る、栄養ドリンクやエナジードリンク。しかし、疲労回復を謳った成分がたくさん配合されているにもかかわらず、その効果が実証されているものはひとつもないそう。カフェインによる覚醒作用で一時的に疲れをごまかし、集中力を高めているにすぎないのです。

しかも、それらの中には飲みやすくするために糖分が多く含まれているものもあり、そのせいで本来疲労回復に使われるはずのビタミンB1が糖分の代謝に使われるため、効果が切れてしまったあとには疲労感や眠気が増している……なんてことにもなりかねません。ここぞというときに利用するだけにとどめ、長期的に服用するのは避けましょう。

②熱いお風呂に入る

疲れた日はアツアツの湯船に浸かって、身体をあたためリフレッシュしようと考える人も多いはず。しかし、温度の高い40℃以上のお湯に入ると交感神経が刺激されて覚醒作用が働いてしまい、寝つきが悪くなってしまうのです。さらに、熱いお湯に入ると活性酸素がたくさん発生して脳疲労が蓄積され、よけいに疲れてしまうことも……。

朝風呂には温度が高めのお湯が適しているといえますが、疲れて帰った日はぬるめのお湯に15分前後ゆっくり浸かるほうがいいでしょう。

③とにかく動かずじっとしている

身体を動かすとさらに疲れるからといって、運動せずにずっと同じ姿勢で座っているなどすると、筋肉が凝り固まって血行が悪くなってしまい、疲労回復を妨げる原因になってしまいます。

デスクワークで長時間立ち上がらずにパソコンとにらめっこしている人にもありがちなことなので、ときどきストレッチなどをするように心がけることが大切です。

④ジムに行って汗を流す

軽く身体を動かすことは疲労回復に効果的ですが、疲れているときに激しい運動をするのはあまりオススメできません。ジムなどで肉体をいじめ抜くと、脳に興奮や快感を感じる物質が作用します。この状態の脳は疲労を無視してしまうために疲労感を感じにくく、疲れが取れたような気になってしまいます。

しかしもちろんそんなはずはありません。それどころか、よけいに疲れが蓄積されてしまう原因になる可能性も。ストレス発散のためにショッピングなどで人ごみに行くのも同じような状態になってしまうため、控えることをオススメします。

⑤スタミナ料理を食べる

「スタミナ料理」と聞いて、焼肉やうな重を思い浮かべた人は要注意! 実は、これら脂肪分を多く含む食事は、消化する際に胃腸に負担がかかり、内臓の疲労を増大させてしまうのです。

戦前・戦時中から戦後にかけての深刻な食糧難だった時代は、エネルギー不足によって疲れを感じるという症状がよく見られました。そのため、少量でもたくさんのエネルギーを摂取できるうなぎなどが「精をつける」食材とされました。

しかし、飽食の時代と言われる現代の日本では、まずそのような原因で疲労を感じることは考えられません。そのため、疲労回復を目的に焼肉やうなぎ料理を食べても効果は期待できないでしょう。

ただ、好物を食べてストレス発散することが必ずしも悪いというわけではないので、暴飲暴食にならないようほどほどにして、内臓をいたわるようにしましょう。

⑥趣味でストレス発散

がんばった日の仕事帰りやたまの休日は、大好きな趣味に没頭して嫌なことを忘れたいと思うかもしれません。しかし、好きなことをしている間の脳は興奮状態に陥り幸福感に満たされているため、疲労を感じなくなってしまいます。

特に注意したいのが、夜に帰宅してからテレビやゲームなどの画面の光を長時間見ること。脳が興奮するのに加えて、明るい光も交感神経が活発になる原因になります。すると、身体は疲れているはずなのに疲れを感じにくくなり、また交感神経によって覚醒作用が働き眠れなくなるのです。睡眠の質を下げることにつながるので、寝る前にテレビやスマホを見るのはNGです。

疲れを取って、元気な明日を手に入れよう

勤勉で誠実と言われる日本人は、肉体的にも精神的にも疲れを感じることが多いのではないでしょうか。「過労死」が英語の辞書に「karoshi」と掲載されていることからも、日本人が仕事をがんばりすぎて疲れを溜め込むタイプだということがわかります。

疲れるのはがんばった証拠です。無理は禁物ですが、疲労とうまく付き合う術を身につけて、明日も元気に過ごしたいですね!

Photo:Getty Images
Text:N.M



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