『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、夏でも涼しげに見せる黒スーツの着こなし方について学びたいと思います。
LESSON241 夏でも涼しげに見せる黒スーツの着こなし方
意外に多い夏場のドレスアップパーティ。暑いとはわかっていても、やっぱり大人ならブラックスーツでバッチリ決めたいところ。そこで今回は、全身黒でも涼しげに見せるドレスアップ方法をクリス・ヘムズワースから学びたいと思います。
まずは、一番ポイントのスーツ選びからチェックして見ましょう。彼が選んだのは、上品な光沢感が映えるスマートなシルエットのブラックスーツ。ナローラペルと短めの丈で軽快な印象に見せています。鍛え上げられた胸筋と首の太さを強調するためにインナーは黒のクルーネックニット一枚で勝負しています。
テーパードの効いたパンツは、スッキリと見えるようにハーフクッション、シングルで仕上げているのがポイント。鏡面磨きされた艶やかな黒スリッポンと、そこから覗く素足が相まって足元が涼しげに見えます。さらに、ジャケットの袖をまくり、キラッと光るシルバーブレス&リングを合わせているのも見逃せません。「艶のあるシューズ」と「シルバーアクセ」。この2つを合わさせることで、オール黒でも涼しげに見えるというのが今回の結論。これで、周りから暑苦しい!なんて思われないはず。ぜひ参考にしてみてください。
Photo:Gettyimages
Text:Satoshi Nakamoto
上品な光沢をたたえた生地は見るからにラグジュアリー。目付けは240グラムです。このような上質でシンプルな生地ゆえ、ハンドポイントであるステッチワークや仕立ての柔らかさが引き立ちます。
超長綿は一本一本の繊維が長く細く出来ているので肌触りが良く、シルクの様な光沢感。綿素材なのにリッチな雰囲気を演出してくれるカットソーなのです。程良いゆとりある肩周りのシルエットに対し、綺麗に絞られたウエストライン。一枚で着てもサマになり、ジャケットやカーディガンのインナーにもオススメできるカットソーは今年の暑い夏を快適に過ごすには最適な一枚、まとめ買いもオススメできるアイテムです。
一般的にはレースアップシューズに多く見られる、ウイングチップデザイン。このデザインをあえてスリッポンに落とし込む所に「CARMINA」のセンスを感じる一足。小ぶりなヒールに内振りでロングノーズのラスト、メダリオンのデザインも縦長と、シャープさを引き立たせたこの一足は唯一無二。スムース、スエードモデル共にスーツスタイルはもちろん、カジュアルスタイルにも落とし込んでいただきたい一足。
デザイナーであるD'AMICO氏はバイカーとしても非常に有名な御仁、それが関係あるかどうかはわかりませんがとにかくストイックな物作りと小粋なデザインが秀逸です。こんなイントレチャート調の見え方をシルバーバングルに落とし込んでしまうセンスは本当に素晴らしいと思います。