FASHION 干場の「エコラグ」

干場のワガママを詰め込んだB.R.SHOPのセットアップスーツ

エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

水墨画に感じる侘び寂びをスーツで探求

B.R.SHOPのセットアップスーツは、2014年に干場別注モデルをつくってもらって以来、定期的に微修整を加えて毎年アップデートをしているのですが、こちらは2年前に仕立てた秋冬バージョンのモデルとなります。

実は、フランネル素材でつくるのは二度目。最初のモデルはあまりにも気に入りすぎてヘビロテで着ていたせいもあり、ミラノでの展示会中にお尻の部分の生地が裂けるという珍事件がありまして……。着心地は最高だったのですが、生地の強度が少し足りなかったんですよね。まぁ、僕が連チャンで着ることなく、スーツにも休息日を与えればよかったという話なんですけど(苦笑)。

でも、やっぱりあの着心地には抗えなくて、今度はウールにカシミアをブレンドしたミディアムグレイのフランネル素材でチャレンジしてみました。ジャケットの肩は、男性的に見えるように肩幅を左右で5ミリずつですが、広めに修整して若干シワが入る程度のマニカ・カミーチャで仕上げています。このへんの塩梅が難しくて、シワの入りすぎはナポリっぽく見えるので何度か調整しています。

胸も多少厚く見えるように設計しているのですが、芯地は必要最小限に。軽さを損ないたくなかったのと、パッドを入れているのがあからさまに分かると、頑張っている感じがして嫌なんですよね。だから、僕的には なで肩がきれいに見えるナチュラルショルダーを基本にしています。

着丈は71センチ。気持ち短めにして、スタイルがよく見えるバランスにこだわりました。もちろん、これは僕の体型に合わせた着丈なので、読者の皆さんが店頭でお買い求めの際は、鏡を見ながら微調整してください。そんなに大きく変えなくても大丈夫だと思います。

胸ポケットの位置にもこだわりがあって、最初のモデルから取り付け位置を少し下げて、ポケットチーフを挿したときにあまり高く見えすぎないように安定感のある場所に設定しています。ここもいろいろな部分を試行錯誤して、毎年ちょっとずつ変更しているのです。

その他のディテールは、Vゾーンが広く見える段返り3ボタン、腰にはチェンジポケット付きで、スラックスは2プリーツ仕様にしています。毎度のことで恐縮ですが、このセットアップスーツには白シャツに黒かグレイのソリッドタイを組み合わせるのが僕の定番。こういうモノトーンのコーディネイトって、なんだか水墨画みたいで情緒があるなぁ〜なんて考えて、かれこれ5年くらいずっと一緒の格好をしています(笑)。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。



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