『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、夏のタイドアップを軽やかに見せるボタンダウンシャツの着こなし術を学びたいと思います。
LESSON238 夏のタイドアップを軽やかに!ボタンダウンシャツのドレスアップ方法
6月中の異例とも言える梅雨の幕引きとともに、今年も本格的な夏の到来。街中ではビジネスマンが、半袖シャツやポロシャツを使った涼しげに見える軽装なコーデで出勤する姿をよく見かけます。しかし、堅い職業や役職の方だとタイドアップまで完璧にしなくちゃいけない場面も多くなりますよね。どうにかしてこの暑苦しい姿を涼しく見せたい…。そんな悩みを解決するタイドアップ方法を今回は、ヨハネス・ヒューブルから学びたいと思います。
コーデに使用しているのは、ビジネスの定番ワードローブであるネイビージャケットとグレーのスラックス。ここまでは普通なのですが、注目して欲しいのはズバリVゾーンです。サックスブルーシャツの襟型をよく見ると、ボタンダウン仕様になっています。
ここ最近、注目されるアメトラ風コーデを作る時に欠かせないこのシャツは、通常の襟型よりもカジュアル感がありタイドアップした際に、リラックスして見える効果があります。涼しげに見えるニットタイとも相性が抜群。きっちりした印象を保ちながら、相手に清涼感や清潔感を与えることができるのです。これなら、ノータイ以上に爽やかに決まりますよね!
さらに、ベルトをはずして腰回りを軽やかに見せるのがヨハネス流のドレスアップ。コンサバなビジネススタイルもどこか小慣れて見えます。サングラスのレンズとネクタイの色を合わせることで、コーデのクオリティがグンとアップ!アイテム数が少ないからこそ、細かな配色が際立って見えるのです。あとは、この眩しいスマイルさえあれば暑さなんか微塵も感じないはず(笑)!ってことで、ヨハネスのように、軽やかに見せる夏のジャケパンスタイルをぜひ実践してみてください。
Photo:Gettyimages
Text:Satoshi Nakamoto
ヨハネス・ヒューブルのように装うならこんなアイテムがオススメ
ベーシックで普遍的なイメージのホップサックですが、ストレッチ性を持たせた素材で畳んで収納可能なパッカブル仕様にすることで、新たな付加価値を加えることに成功しています。ラルディーニらしいコンパクトな整ったシルエットが生み出すモダンエレガントな雰囲気はそのままに、より軽快でストレスフリーな仕上がりになっている、“イージーウェア”というレーベルの名に相応しいジャケットと言えるでしょう。
目の細かいピンオックスフォードクロスを使用し、アメリカンシャツならではのトラッドな雰囲気と艶やかな表情を合わせ持つエレガントなボタンダウンカラーシャツです。ボディには同社の中でも美しいシルエットを誇る”SLIM FIT”を採用し、ドレススタイルでも着用しやすい長めの着丈設定にすることでタックインに向いたシャツに仕上がっています。シンプルな白シャツだからこそスタイリングに程よいこなれ感を演出できる、イタリアものとは違う魅力をもつ新鮮な一枚として、ドレスシャツのワードローブに加えてみてはいかがでしょうか。
やや深めに設定された股上とすっきりとしたテーパードラインが特徴。付属するウォレットチェーンもポイントで、コンテンポラリーなスタイルを提案する、ベルウィッチらしいモデルとなっています。美しい表情と抜群の履き心地を実現する伸縮性のある生地感となっており、ドレススタイルだけでなくカジュアルな装いをエレガントに見せる一本としてもお勧めです。これぞ”オトナ”のノープリーツパンツの決定版!
上質なシルクとシャリ感のあるリネンをブレンドした涼しげな表情が魅力のシルク×リネンニットタイ。美しい編地もさることながら、リネンブレンドならではのメランジ風の仕上がりがタイドアップスタイルに季節感を演出します。トレンド感のある淡いトーンのラインナップを取り揃えているのもポイントで、スタイルやシーンを選ばずに着用できるため、カジュアルアップにはもちろん、ヌケ感のあるビジカジスタイルにもお勧めです。
潔いほどのシンプルさに荘厳な空気が感じられるこちらのシューズは、アッパーにコードヴァンを、ソールにダイナイトを採用したタフ&ストイックなモデル。細過ぎず丸過ぎないバランスの良い228ラストは究極の中庸ともいえる普遍性を持ち、堅牢な作りと相まって長く愛することが出来る一足に仕上がっています。