『FORZA STYLE』では、シンプル＆ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、人気のカジュアルアイテムであるシャンブレーシャツをセクシーに見せる粋な着こなし方について学びたいと思います。
LESSON236 カジュアルなのにセクシーに見せる！シャンブレーシャツの粋な着こなし方
カジュアルアイテムの中でも、年中着回せる大人のマストワードローブとして人気の高いシャンブレーシャツ。ちなみに、シャンブレーはデニムと同様、縦糸をインディゴなどの染糸、横糸を白糸で織った生地のことで、デニムとは違い平織なので薄く仕上がるのが特徴です。ジャケットのインナーに使ったりニットに重ねたりと、一枚で着こなす印象が薄いシャツですが、夏場にサラッと着こなすのが、実はかなりお洒落。そこで今回は、エロサバコーデで右に出るものがいないスーパーモデル、デヴィッド・ガンディから、着こなしの極意を学びたいと思います。
夏でも涼しく感じる濃度30％ほどのインディゴカラー。日焼けした肌にマッチする色加減が、シャツ選びのキモです。襟型は小顔に見えるカッタウェイカラー。そしてカジュアルすぎないように、ドレッシーに見える後前立て仕様をチョイスしています。
着こなし方のポイントは、シャツと同じトーンのデニムを選び、きっちりとタックインして穿きこなすこと。ベルトはあえてせず、シャツも第４ボタンまで開けて着こなすなど、抜け感を上手く演出することで清涼感がぐっとアップします。この着こなしで一番大切になるのがサイジング。シャツとデニムはボディにジャストサイズでなければ、途端にバランスが崩れ、こんな風にカッコよく決まらないので注意が必要です。
こんがりと日焼けした肌と時計の革ベルト、ドレスシューズをブラウンでまとめると、アズーロ・エ・マローネ（青と茶）のコーデが完成。これを見習えば、シャンブレーシャツを使った難易度の高いお洒落を楽しめますよ。ぜひこの夏、チャレンジしてみてはいかがでしょうか！
Photo：Gettyimages
Text：Satoshi Nakamoto
デヴィッド・ガンディのように装うならこんなアイテムがオススメ
ジャケット 8万5320円（税抜）／タリアトーレ快適な着心地を提供してくれつつも見た目はかっちりとしたジャケットのルックスを保っている、タリアトーレの名品。ベーシックで普遍的なイメージを、よりモダンに昇華しています。アーシーなカラーをセレクトすることでより旬なイメージを確保できつつも、スタンダードなフィッティングが様々なスタイルにフィットしてくれるので、使い勝手も◎。
ワイドカラーシャツ 3万3480円（税抜）／フィナモレついつい毎年購入してしまうシャツNo.1！との呼び声も高いこちらのダンガリーシャツ。着心地の良さやコーディネートしやすい汎用性の高さが魅力の一着ですが、最大の魅力はスタイリングのイメージにほんのり男らしさやタフさを加味出来るところです。
デニム 3万5640円（税抜）／ノティファイヨーロッパ的なテイストを正当に進化させた雰囲気が魅力のこちらのデニムは、ヴィンテージウォッシュ加工が施されていつつもどこか上品で、エレガンスすら漂わせます。コンパクトなヒップラインから裾に掛けてシャープに落ちていくシルエットには、今の空気をふんだんに感じさせるモダンさが。新たに登場したクロップド丈は裾上げ無しでそのまま穿けるとあって非常に便利なんです。
プレーントゥ 11万3400円（税抜）／エンツォボナフェ程良いボリューム感がありつつもスマートさのあるこちらのプレーントウは、ちょいアメリカンな表情が魅力の一足です。今回採用したレザーは、カーフで名高いデュプイ社の物。驚くほど肌理が細く、強靭さと柔らかさがあります。熟練した職人による手作業の工程が多く、高いクオリティを保ち続けている世界的にも稀有なシューメーカー、エンツォ ボナフェの魅力を存分にお楽しみくださいませ。
