チョコミント味のSEXY逸品
ドゥ・ラ・メールのことを知ったのは『OCEANS』編集部時代。当時、『ENGINE』の編集長だった鈴木正文さんと海外のランウェイショーの待ち時間になぜか美容の話題になり、すすめられたのがドゥ・ラ・メールの保湿クリームでした。それまでは、どちらかというと美容に対して無頓着だったのですが、実際に試してみたらこれがすごいのなんのって。しっとり、すべすべ、効果がすぐに実感できるんです。日焼けが趣味の僕にとって、乾燥は大敵。そんなこともあって、今ではすっかり手放せなくなっています。
ちなみに、名前の由来はフランス語で「海」の意から。海藻から抽出して発酵させたエキスを配合した基礎化粧品が有名です。ベストセラーの30mlの保湿クリーム「クレーム ドゥ・ラ・メール」は一個約２万円！ これには本当に驚きました。女性の人たちって、こういうのを早くから使っているわけですから、肌の老化が遅いわけですよね。オトコなんてひげ剃りで肌を傷つけるし、日焼けにも無防備だし。ある調査によると、男性は女性に比べて肌が老化の進行が約10歳早いといわれています。
で、すっかりドゥ・ラ・メールのトリコになってしまったところで、この「ザ・リップバーム」の存在を知り、これまた早速買ってみたわけです。保湿クリームでその実力は十分、実証済みですからね。そしたら、唇を保護するだけでなく、スイートなミントのフレーバーがするんですよ。僕的には、チョコミント味だと思っているんですけど、爽やかなリフレッシュ効果はもちろん、例えばキスしたときにこの味がしたら……マジでエロいと思うんです。この話、百貨店でのトークイベントですると鉄板でウケます。帰りに、ドゥ・ラ・メールのショップに普段はあまりいない男性が並んでいたりしますから……（笑）
もうひとつ、このリップがいいのはフタの部分にアルファベットの半角英字で最大８文字までエングレービング（刻印）できるんですよ。それも無料で。僕も入れてみましたが、これはギフトにも有効。意中の女性に名前を入れて、そっとプレゼントしてあげたら絶対に喜びますって！ それでもって、「ほら、塗ってごらん」と。あとは、チョコミント味の可愛い唇をいただくだけです。また、妄想になってしまいましたが……。あ、値段は９gで6000円以上と可愛くありませんが、その分、期待はできますんで、どうぞ試してみてください。
Photo：Ikuo Kubota(owl)
Text：FORZA STYLE
エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き（エコノミック モーション）で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。
