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FASHION

【ついに完成】栗Pが気絶した クールドレススーツとは?

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前回、HANABISHI 銀座店でオーダーしたオープンカラー(開襟)シャツとスーツができあがり、いよいよ試着してみた栗EP。袖を通した瞬間に思わず出たのは、「この鏡に映っているのはイタリア人ですか? 今日はこのまま着て帰ります!」という感激の言葉でした。

クールビズをリードする“開襟オトコ”の一丁出来上がり!

オーダーのとき、「クールビズでネクタイを外すなら、襟元が開放的な開襟シャツもありかも」と期待を込めた栗P。HANABISHIが今シーズンスタートさせたオープンカラーシャツのオーダーを利用して、いよいよ試着に臨みます。

栗P:オーダーのときに平間さんに薦められて、実は「オン用」と「オフ用」の2枚の開襟シャツをお願いしました。どちらも、フランス産の麻100%素材、半袖、両胸ポケット付きです。

平間:まずオン用、ビジネスでも着られる開襟シャツをご試着ください。オン用は、身体のラインに合わせてやや絞ったシルエットで、パンツインできるように着丈はやや長めの裾Lカット、袖はすっきりと折り返し(かぶら)がなく、胸ポケットはレギュラーのデザインでフタ付きです。

栗P:平間さんから前に説明してもらいましたが、襟の立ち具合ときれいなロールが絶妙ですね。

平間:本当にこの襟の感じは市販品にはありません。1枚での着用はもちろん、ジャケットを着ても襟がきれいに収まるので、オンオフに着こなせます。スーツのパンツを穿いて、ブレイシーズ(サスペンダー)を加えると、よりクラシックでモダンになります。

栗P:自分で言うのも変だけど、ほんと、カッコイイですね。

平間:栗原さんがもう1着作ったオフ用の開襟シャツは、シルエットは絞りのないボックス型で、袖はかぶらを付け、脇ガゼット付き。丈はやや短めにして、ジーンズやショーツにも合うように調整しています。今日はジーンズを穿いて試着してみてください。

栗P:透け感がある素材で涼しげな印象でいいですね。ポケットがビーチク(乳首)をガードしているので、暑くなってジャケットを脱いでも恥ずかしくないし。

平間:全体的にクラシックな仕上げですが、貝ボタンが上品なイメージを加えて、「大人が着る開襟シャツ」になっています。

栗P:今のメンズドレスはクラシック回帰がトレンドですが、クラシックなものでまとめ過ぎちゃうと“コスプレ感”が出て、昔の東インド会社の幹部みたいになっちゃう(笑)。だから、これぐらいの塩梅がベストバランスだと思います。このシャツは洗濯はどうすればいいですか。

平間:ネットに入れて家庭洗いOKです。洗うほどに麻の素材感がもうちょっとクタッとして馴染んでくるので、エイジングも楽しめますよ。

銀座にいながらにしてサルトリア仕立ての伊達スーツ男

栗P:オンとオフで作ってもらいましたが、この開襟シャツは何枚あってもいいな。

平間:では開襟シャツはそのままスーツを着てみてください。思った以上の仕上がりになっています!

栗P:うん、すごくシックリ来ます! このエドウィン・ウッドハウスの生地の色は最高ですね。自分のワードローブにない色なのでうれしいです。シャツの麻素材もスーツ生地もクールで、ベストマッチです。

平間:ダブルブレストのジャケットは6ボタン2つ掛けタイプで、着丈長めのサイドベンツ。アームは細身にしているのでダボッとした感じはありません。腰ポケットはアウトのパッチポケットで、胸はバルカポケットに。ラペルのステッチはギリギリに入れるのではなく0.5cm中にあしらっています。袖ボタンは4つの本切羽仕様で袖まくりも可能。裏地にフルネーム入りです。

栗P:スーツはこれからの盛夏にも着られるように軽く薄く仕上げてもらいました。

平間:肩パッドなしで、裄綿(ゆきわた)芯地なしの雨降らし袖(マニカ・カミーチャ)になっています。ナポリのサルト風のすっきりとしたシルエットですね。

栗P:自分で選んだツヤ感のあるブラウンのシェルボタンと、滑りがいいキュプラ100%の裏地の色もなかなか良い。

平間:パンツは2インタックのタック深めで、腰回りにボリュームをプラス。腰からきれいなラインのテーパードシルエットを表現しています。後ろはV割りで、帯幅は太めの4.0cm、サスペンダーボタン付き、サイド尾錠付きでクラシックテイストにしています。

栗P:いや、穿き心地が新しい。すっきりしたシャツのシルエットとボリューム感のある腰周りから足元のラインがきれいですね。

平間:これにグルカサンダルなどを履くと、銀座にいながらにして「サルトリア仕立て男」ですよ。

昼も夜も大活躍間違いなしの“栗Pクールドレス

平間:試着して感想はいかがですか。

栗P:ぱっと見はかっちり見えますが、ドレスとカジュアルのミックス具合がちょうどいいので、いろんな着方ができそうです。

平間:シャツの襟は中に収めてもつぶれないので、昼のビジネスタイムは襟をジャケットの中に収めて、夜は襟を出して着るとか、シャツの襟元にスカーフやアスコットタイを合わせたり、シャツのボタンをもう一つ開けたり、シーンに合わせた着こなしが楽しめます。

栗P:素晴らしい「夏のドレススタイル」をありがとうございます。フットワークが軽くなりそう。この夏は大活躍してくれそうです! 今日はこれを来て、朝まで遊ぼうかな。そしてそのまま出社!……あれ?

【HANABISHI オーダー価格】

<スーツ>
ダブルスーツ:16万5000円(税抜)※有料オプション別途
(有料オプション)
スーツ:本切羽、パンツ後ろV割り、パンツサイド尾錠
ハイグレード仕立のため、ステッチ、有料ボタン、有料裏地はセット

シャツ:1万1500円(税抜)※有料オプション別途
<有料オプション>
胸ポケット左右付き

Photo:Riki Kashiwabara
Edit,Text:Makoto Kajii

【取材協力】
HANABISHI 銀座店
03-5524-1091
東京都中央区銀座1−7−17 銀座一丁目ガス灯通ビル 1F/2F
営業:11:00〜19:30 定休日:毎週水曜日
http://hanabishi-housei.co.jp



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