【惜しいよオトコ・その5】スーツ姿には短すぎる靴下 “クツシタ・ビミョウナタケーノ”氏
日本全国1000万人のFORZARのみなさま、こんばんは。毎月第2&第4の月曜夜にお届けしております平松昭子の「ココが惜しいよ、40オトコ」でございます。
こちらでは毎回、街中で気になった男性の生態やファッションを、ワタクシ的視点でツッコミ。こうなったら素敵〜! という願望想像妄想イラストとともにご紹介しています。で・す・が、あくまで、ワタクシ&担当編集タッチーの、独断と好みによるものなので、世の若い女のコの趣味嗜好とはかけ離れている場合もございます。そのあたり、あたたか〜い目でお見守りくださいませ。
さてさて第5回目。本日ご紹介するのは、こちらの男性。名付けて、“クツシタ・ビミョウナタケーノ”氏。
つい見とれてしまうくらいスーツの似合うカッコいい人が、足を組んでポーズも決まっているのに、靴下の長さが中途半端だと気になって仕方がありません。全体のバランスがちょっとおかしな感じがします。微妙に見える素肌からすね毛が見えたり、むくみで靴下のゴムが食い込んでいたりするのもダメです。
干場編集長の本に、スーツやジャケットに合うのは40cm前後のホーズがいいと書いてありました。靴下って実はとても大事。その人のセンスが如実に現れますよね。息子にも、常に綺麗な靴下を買っておいてあげたいのですが、つい自分の買い物が優先になってしまいます。最近、一足しかない息子のホーズに穴が空いたので縫ってあげました。
元旦那さまも私のお裁縫テクニックで喜ばしてあげたかったのですが、彼は、女性ものの50デニールくらいのベージュのストッキングを自分で履くのが好きな人でした。ストッキングの上からくるぶし丈のスニーカー用の靴下をよく履いていたので、ストッキングでガードされていたのか、靴下の穴は一度も見たことがありません。でも、ストッキングと靴下を重ね履きした光景がズボンの裾から見える度に、お腹が痛くなるほど嫌でした……(遠い目)。
話がそれてしまいましたが、そんな事に比べたら靴下の長さが中途半端なことくらい、どうってことないのかなあ、と思ったりもします。いや、そんなことないですね。やっぱり靴下の丈が微妙な男性は、スーツ姿がカッコよければカッコいいほど気になります。
というわけでFORZARの皆様はぜひ、スーツ着用の際は長めの靴下をお履きください。40cm前後のホーズでシルク混だったりしたら、即・気絶です♡
平松昭子 Akiko Hiramatsu
イラストレーター/ブロガー 雑誌やWEBサイトをメインに、ファニーでエレガントなイラストやエッセイを執筆する。一方そのファッションセンスが注目され、女性誌のファッションスナップページなどに多数登場。着物を愛好し、Masshivanのメンバーとしてアート活動にも力を入れている。著書に『平松昭子の着物事件簿』(宝島社)『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社)『平松昭子のファッションホリック道』(KKベストセラーズ)などがある。かつて原宿のアンティークショップでバイトをしていたこともあり、FORZA STYLEでは「アニ散歩」に大注目。いまの夢は「カウンターでアニキと飲むこと!」予告通り着物姿で参戦したアニフェスでは、生アニキの姿・歌声・トークに何度も気絶(笑)。オシャレでキュートなイラスト満載のHPはこちら!http://akikohiramatsu.com
Illustrations: Akiko Hiramatsu
Edit : Yukari Tachihara