オトコとして生まれたからには、一度は手にしてみたいモノやコト。本企画は、そんな夢と憧れが詰まった、超絶ラグジュアリー情報をお届けいたします。実際に手に入れるか入れないかは、アナタ次第です!
すべての素材とパーツが、抜かりなくこだわり尽くし
第24回目は、テクノモンスターのキャリーバッグです。
130万円(税抜)/テクノモンスター
直訳すると、技術の怪物。テクノモンスターのモノ作り力を知れば、その大胆なネーミングも納得するはずです。
イタリア発のキャリーバッグブランドとなるテクノモンスター。創業者ジャコモ・バレンティーニ氏は、実はオロビアンコの創業者でもあります。メイドインイタリー協会の会長も務めるバレンティーニ氏が手がけるブランドらしく、その素材使いからパーツ作りまで、ハイテクと職人技の融合を見ることができます。
最大の特徴は、カーボンファイバーをボディに採用している点。宇宙ロケットやはたまたF-1マシンのシャシーにも使われる、超軽量で高耐久性を誇る素材です。同じ重量で鋼鉄の10倍強いと言われるハイテクを極めた素材ですが、成型に時間と技術を要する分、非常に高価です。
加えて、すべて削り出しによるアルミパーツや手縫いによるレザーハンドルなど、あらゆる箇所で手間のかかった作りが満載。アルミパーツなど、F-1マシンの車輪製作と同様の製法を採用しているほどです。おまけに、内装はキルティング仕立てのカーフレザー。例えるなら、超高級スーパーカーをキャリーバッグにした感じです。
すべてのアルミパーツは、削り出しによるもの。セラミックのベアリングとエラストメリックポリウレタン製のウィールは、軽量性と強度、そしてクッション性に優れ、実にスムーズで静かです。全パーツが、イタリア国内の自社ファクトリーで生産されています。
このモデルでは、カーボンファイバーに木工象嵌を組み合わせています。リアルウッドを薄く削ぎ、市松模様に仕立てたデザインが、ハイテクと職人技の融合を印象付けます。もちろん、これらはすべて手作業。カーボンファイバーとの段差がない完璧な仕上げは、もはや工芸品の域です。
確かに高級品ですが、素材と手間を考えればこのお値段は納得かも。とはいえ庶民感覚としては、こんなキャリーバッグを空港で預け入れする勇気なんてありませんけどね(笑)。
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Styling:Takahiro Takashio
Text:Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
銀座HIKO
03-6264-4450
https://hiko.japan-onlinestores.com/category/select/bid/204
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