トレンドもスタイルも関係ない、デイパックといったらコレなんです
第47回は、グレゴリーのデイパックです。

デイパック[W40×H45.5×D16.5cm]各2万円(税抜)/グレゴリー
ブランド創業年と同じ1977年に登場したグレゴリーのデイパック。以来デイパックにおけるスタンダードと位置付けられ、普遍的なアイテムとして認知されています。学生時代に愛用していた、なんて人も多いのではないでしょうか。それに、昨今のアウトドアファッション人気を含む90年代リバイバルによって再び目にするようになり、40周年を機会に買い直したという人も。
特徴は、やっぱり斜めに走るジップ式のフロントポケットに、それからトレッキングポール装着用ストラップ。ここに傘を差していたという人、きっといますよね? 本来はもちろんアウトドアフィールドが主戦場となるバッグですが、もはやシティユースとして馴染んだ存在とあって、多くのカラバリがラインナップされています。トレンドを加味した提案力の高さも、これだけロングセラーが続く理由のひとつです。

現行モデルには、初期モデルにはないPCスリーブが。収納物が見えやすいメッシュポケットも、新採用されています。パイピングは表だけでなく、裏側もきっちり。こうした丁寧な作り込みと耐久性の高い420デニールナイロンが相まって、長年の愛用を可能にしています。

ブラッククラッグ[W30×H57×D16cm]2万2000円(税抜)/グレゴリー
ブラッククラッグは、古き良き時代のクライミングパックにインスパイアされた、どこかレトロ感のあるデザインが魅力。一見シンプルですが、大開放できるメイン収納やEVAパッド入りショルダーストラップ、そして中央のデイジーチェーンなど、さすがな機能性を秘めています。
定番や名作が多いアウトドアギア。グレゴリーのデイパックは、単にヒストリックなだけでなく現役でリアルに使えるギアとして、別格級の定番といっていいのではないでしょうか。

デイパック[W40×H45.5×D16.5cm]各2万円(税抜)/グレゴリー



Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Masafumi Yasuoka
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https://www.gregory.jp/