『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、デートで使えるダブルジャケットの着こなし方法について学びたいと思います。
LESSON222 デートの好感度をアップさせるダブルジャケットのコーデ法
シンプルなコーディネートでも、重厚で貫禄のあるスタイルを生み出す40男のマストアイテム、ダブルジャケット。厚みのある胸板を強調し、たるみがちなウエストをキュッと細く見せるため、スタイルアップも期待できる強い味方です。そんな良い事だらけのダブルジャケットですが、デートで着ていくとなるとばっちりキマリすぎて、相手の女性がリラックスできない恐れも……。そこで今回は、デートシーンで好感度を高くするダブルジャケットの着こなし方法をモデルのデヴィッド・ガンディから学びたいと思います。
フロントボタンの合わせが狭く、着丈の短いモダンなダブルジャケットを着用したデヴィッド・ガンディ。さらに、ダークカラーと細みのピークドラペルによってシャープさとモード感を強調しています。コーディネートのキモとなるのは、インナーの選び方。タイドアップすると、決まりすぎるため、クルーネックのカットソーをチョイスします。春夏なら、白を選びがちですが、グレーを選択することがポイント。白ほど軽く見えず、ジャケットの色に馴染むのでVゾーンがシックにまとまります。首回りがスッキリ見えて、ジャケットの堅い印象も和らげることができるのでオススメです。
また、デヴィッド・ガンディのようにジャケットの襟を立てて、ポケットチーフを刺せば、胸もとに立体感が生まれます。このテクニックは、ダブルジャケットを着慣れていない人や、胸板が薄い人に有効。誰でも簡単に、こなれ感のある男らしい胸もとが演出できます。
ジャケットよりワントーン明るい細身のブラックジーンズを選べば、大人の女性も喜ぶ上品なジャケパンスタイルが完成。ダメージ入りは、子供っぽく見えるので避けるのが得策です。色気のあるバーガンディのサイドゴアブーツなら、足長美脚効果も狙えて立ち姿もセクシーに決まります。ダブルジャケットで夜の大人デートを楽しみたいダンナ、失敗しないためにもぜひ参考にしてみてください!
Photo:Gettyimages
Text:Satoshi Nakamoto
【デヴィッド・ガンディのように装うならこんなアイテムがオススメ】
こちらは、シェイプの効いた構築的なシルエットが特徴の6釦のダブルブレストジャケット”MIRO' DP”モデル。アンコン仕立てならでは軽快さで、ダブルブレスト特有の重さを感じさせない仕上がりとなっています。立体感のあるアイコニックなボタンもアクセントとなり、オーセンティックな仕様のジャケットながらも現代的な雰囲気を感じさせる一着と言えます。
弥が上にもリゾート感が高まってしまうSchiesser(シーサー)のパイルカットソーはお馴染みの袖先太リブ仕様で良いカラダチックに見せてくれるオーバーミドルの最終兵器です。
周期的に無性に穿きたくなってしまうデニムですが、その中でもブラックデニムは特別な存在。インディゴデニムでは醸し出すことができない、“黒”特有のモダンが香る男の色気を存分に感じることができます。
シックにまたはレトロに、タートルネックニットやニットポロがインナーの際はもちろんのこと、ソリッドタイを締めてストイックなVゾーンの際にもピッタリ。とにかくスマートな雰囲気を演出できます。
本当に限られた人々の間でのみ知られていたムンガイのFazzolettini Artigianale(手づくりのハンカチ)。その刺繍技術はまさに芸術の域に達し、使用される素材も、ハンカチとしてのすぐれた機能(吸水性)を兼ね備えた最高級のものになっています。