『FORZA STYLE』では、シンプル＆ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、キザに見せない白ジャケットの着こなし方について学びたいと思います。
LESSON216 キザに見せない白ジャケットの着こなし方
今年も楽しみにしているゴールデンウィークまでもう少し。仕事で多忙な毎日から離れて、海外逃亡のリゾート旅行を計画しているダンナ衆も多いのではないでしょうか。そんな胸躍るイベントにオシャレも楽しみたいなら、今年は女性ウケも良い白ジャケットにチャレンジしてみては如何でしょう。
日常では着るシーンを選んでしまう白ジャケットも、開放感溢れるリゾート地で格好良く着こなせば、間違いなく主役になれます。そのお手本となるコーデ法を、ジャケットの名手であるモデルのヨハネス・ヒューブルから学びたいと思います。
まずジャケットを選ぶポイントとして注意したいのは、「白」の色度合い。ヨハネス・ヒューブルのように、真っ白ではなくオフホワイト位の色合いが、日本人の肌色にすんなりと馴染みます。もちろん、夏場なら日焼け具合や髪色などに個人差があるので、しっかりと試着して自分に合うベストな「白」を見つけることが第一歩です。
また着丈が若干長めのモデルを選べば、大人の上品さもキープ。さらに３パッチポケット仕様なら、カジュアル度が高くなりコーデの幅も広くなります。リネン素材などリゾート先でも涼しく着用できる素材をチョイスすることも忘れずに。
「白ジャケットはコーデが難しい」。という悩みもよく聞きますが、これも手持ちのアイテムだけで簡単に払拭できます。例えば、ホテルのチェックイン時や、レストランに向かう時なら、サックスブルーのシャツをネイビーパンツにタックイン。ブラウンのダブルモンクを合わせるスタイルがオススメ。最小限のベーシックなドレスアイテムでまとめることで、エレガントに見せることができるのです。
また、夏場ならシャツをリネンに変えたり、パンツを薄手のコットンに変えるなど涼しげな素材にチェンジすればOK。街中に遊びに行くなどカジュアルシーンなら、クルーネックの白Tシャツに色落ちしたブルーデニムを合わせてブルゾン感覚で羽織るのもアリです。
興味があるけど、なかなか手が出ないというダンナのみなさま。ぜひ今年のゴールデンウィークは、白ジャケットを主役にして旅気分を盛り上げてみませんか？
Photo：Gettyimages
Text：Satoshi Nakamoto
【ヨハネス・ヒューブルのように装うならこんなアイテムがオススメ】
2Bジャケット 7万9000円(税抜)／タリアトーレアーシーなカラーをセレクトすることでより旬なイメージを確保できつつも、スタンダードなフィッティングが様々なスタイルにフィット。非常に使い勝手の良いジャケットに仕上げられております。
セミワイドシャツ 3万5000円(税抜)／フィナモレこちらはツイル地特有の美しい光沢感が目を惹くドレッシーなファブリックをセレクトした一枚。がっしりとした打ち込みの強い生地ながらも極上の肌触りを体現する柔らかな仕上がりは同ブランドならでは。ブロードとはひと味違うエレガントな織り感を堪能できるドレスシャツとして、一枚はお持ちいただきたいツイルシャツとなっています。
ノープリーツパンツ 2万7000円(税抜)／ベルウィッチ生地には、ウールにポリウレタンをブレンドしたコンフォートファブリックを採用。ブレンド素材とは思えない美しい表情と抜群の履き心地を実現する伸縮性のある生地感となっており、ドレススタイルだけでなくカジュアルな装いをエレガントに見せる一本としてもお勧めです。さらりとした肌触りのサマーウールをチョイスしているしているので、シーズンを通して着用できるのもうれしいポイントです。
ダブルモンクストラップシューズ 5万5000円(税抜)／フェランテFERRANTE(フェランテ)のほんのりラウンドトゥな010ラストを採用したダブルモンクストラップシューズNILO。ヴィンテージカーフを採用し、ほのかにムラある発色が特徴の一足です。
