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FASHION 干場の「エコラグ」

【絶妙な締め心地に気絶!】細みに進化したロロ・ピアーナのドットタイ

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

セルジオさんの美意識が詰まった水玉柄“セルジオドット”

ロロ・ピアーナの創業者一族、ロロ・ピアーナ兄弟からは多くの取材を通していろんなことを学ばせていただきました。お兄さんのセルジオ・ロロ・ピアーナさんは、残念ながら2013年に他界されてしまいましたが……。弟さんのピエール・ルイジ・ロロ・ピアーナさんからも、現在でも愛弟子にように可愛がってもらっています。

デザイン性での流行を追わず、これ見よがしなブランドロゴもない。でも、見る人が見れば、ロロ・ピアーナだとわかります。場になじみ、自分だけではなく、周囲の人にも心地良く感じさせる。シンプルだけど、本当に使えるものづくりに徹しているところが、ロロ・ピアーナのすごさなのです。

ロロ・ピアーナのネクタイも好きで何本か持っています。でも、大剣幅が9センチとかなりクラシックな印象で、自分のスタイルがシャープな方向にシフトしたのに合わせて、中野の浅野洋品店で気持ち細めにお直しして愛用していました。それが3年前のストアイベントで、8センチ幅のネクタイを発見して即購入。ネイビースーツに白シャツ、ネイビーのドットタイという組み合わせは、クラシックの世界においては基本中の基本のスタイルですからね。“紳士の制服”といっていいほど、フォーマルな場にも通用する、間違いのない着こなしです。

ドット(水玉柄)は“ピンドット”と呼ばれる細かいものになればなるほど、フォーマル度は増すのですが、目がドットに引っ張られるというか、どうもそこだけが目立ってしまうような気がしませんか? そうして誕生したのが、この通称“セルジオドット”。世界的に洒落者として知られたセルジオさんが考案したドットで、ご覧の通りドットとドットの間隔が広いのが特徴です。この柄は手持ちのワードローブになかったので、試しにと思って買ったのですが、想像以上に使いやすくて便利。ネイビーのソリッドタイのような感覚で、シックなイメージで身に着けることができるんです。

それにロロ・ピアーナのネクタイって、表のシルク生地といい、芯地といい、本当に絶妙なんですよね。柔らかさがあるのに、ノットがきれいに決まるんです。あとは、あの独特のドレープ。ロロ・ピアーナといえば高級ウール、高級カシミアが有名ですが、元来テキスタイルメーカーだけあって、どんな素材であっても世界でもトップランクのものだけを厳選しているんでしょうね。あの抜群の締め心地は、不思議なほどです。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。



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