モダンになったアメリカンクラシック
男を惹きつけてやまない定番の魅力。しかし、定番ゆえに見過ごし、定番ゆえに買い逃してはいませんか? 知ればあなたの人生を必ず豊かにしてくれるFORZA厳選の「鉄板定番」を、あらためて紐解きご紹介する当企画。
第23回は、ブルックス ブラザーズの紺ブレです。
ブレザー6万4000円/ブルックス ブラザーズ
英国クラシックトレンドを受けて、紺ブレが再び注目を集めています。ブレザーは、その出自が19世紀まで遡る英国発祥のアイテム。しかし、ここ日本では1980年代から90年代に起きたアメトラブームの象徴的アイテムとして捉えている人も多いのではないでしょうか。
当時、各ショップで売り切れ続出していた紺ブレですが、なかでも憧れの一着といえば、やはりブルックス ブレザーズでした。
ボタンダウンシャツ、ポロコート、ナンバー1サックスーツと、アメトラにおけるエポックメイキングを多数生み出して着たブルックス ブラザーズ。金ボタンの紺ブレも、そのひとつです。今年で200周年という記念すべき年を迎えた同ブランドは、まさしくアメリカンクラシックの正統なる継承者ですが、昨今は現代的な流れを汲み、随所でリニューアルを行なっています。
今回ご紹介するリージェントフィットの紺ブレも、伝統的なアメリカンクラシックに添いながらも、従来に比べてラペルはやや細身に、肩周りもコンパクトに、Vゾーンもやや深めにと、モダンなテイストを取り入れているのです。
ブランドのアイコンとなる、金の羊毛=ゴールデン フリース。紺ブレの最大の特徴となる金ボタンだけに、このロゴが示す歴史と伝統は、クラシック演出に大いに効果的です。
リージェントフィットのノンアイロン ボタンダウンシャツは、コットン100%でありながら、防シワ加工の施された高機能なアイテムです。
BDシャツ各1万3000円/ともにブルックス ブラザーズ
バブル期に、または大学生時代に愛用していたなど、思い入れのある人が多いブルックス ブラザーズの紺ブレ。なんでも最近は90年代リバイバルの影響もあり、若い人の間でも人気とか。久々に袖を通したくなりますね。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
ブルックス ブラザーズ ジャパン
0120-185-718