世界最大の客船にして洋上のテーマパーク、ハーモニー・オブ・ザ・シーズ
40代におすすめする旅のスタイルとして提案したいのが干場編集長も大好きな「船旅」、そう「クルーズ」です。このコーナーでは、ぜひ一度体験してもらいたい魅力的な船旅の主役、クルーズ客船とそこで見ることができる絶景をご紹介しています。
第10回目は、「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」のハーモニー・オブ・ザ・シーズです。
25隻のクルーズ船を展開するロイヤル・カリビアン・インターナショナル。アメリカの『TRAVEL WEEKLY』紙で、14年連続「ベストクルーズライン」に選ばれています。現在、アメリカはフロリダ州マイアミに本社を置く同社の歴史は、1968年、3社のノルウェー船舶運航業者によってスタートしました。1988年、当時の世界最大クラスの船、ソブリン・オブ・ザ・シーズを就航して注目を集め、以来、世界最大級の船をいくつも就航させてきました。
そんな同社のクルーズの魅力は、子供からお年寄りまで楽しめるテーマパークのような施設のすごさです。最先端の設備を備え、海を感じながら体験できる数々のアクティビティやエンターテインメントは、通常のテーマパークとは違ったクルーズならではの楽しみがあります。
そんなロイヤル・カリビアン・インターナショナルの誇る世界の最大の客船、それがハーモニー・オブ・ザ・シーズです。
カリブ海をクルーズするこの船、なんといってもその大きさに驚きます。収容人数は、乗員乗客合わせてなんと約8000人! 18階建て、幅65メートル、高さ72メートル、全長は東京タワーを超える362メートル! だとか。そんなハーモニー・オブ・ザ・シーズでのクルーズ体験を持つ漫画家/イラストレーターのくぼこまきさんにお話を伺いました。
ちなみに彼女、年に1回、必ずクルーズ旅行に行くというほどのクルーズ好きで、『おトクに楽しむ豪華客船の旅 クルーズはじめました!』(JTBパブリッシング)という本を出版しています。
「2016年5月に就航したハーモニー・オブ・ザ・シーズは、イギリスのサウザンプトン港を出港しスペインのバルセロナまでの処女航海を行いました。その後、地中海コースを回り、現在はカリブ海を航行しているのですが、私はハーモニー・オブ・ザ・シーズの処女航海に乗船しました。真新しい船の中に広がる『非日常感』に毎日驚かされました」
ハーモニー・オブ・ザ・シーズの船内に一歩入ると、そこは日常を忘れてしまいそうになる豪華で広大なスペースが広がっていることに驚かれると思います。船内の中央部には広いプロムナード。おしゃれなカフェテリアや、バー、ブランドショップなどが立ち並び、まるで本物の『街並み』。船内にいることを忘れてしまいそうになります。船内は様々なエリアに分かれており、それぞれ違った雰囲気があるため同じ船内にも関わらず違う街にいるような感覚に陥ります」
さらに船内には、ロボットバーテンダーがシェイカーを振る「バイオニックバー」、エレベーターの様にゆっくりと上下移動する「ライジングタイドバー」、サーフィンシミュレーターの「フローライダー」、洋上最長のスライダー「アルティメットアビス」、
中央吹き抜けには本物の草木を植えた「セントラルパーク」、大海原を一望することができるロッククライミング、船上でのジップライン、本場ブロードウェイミュージカル「グリース」を公演する本格シアター、アイススケートリンクなどもあるとか!
また、全天候型の室内プール「ソラリウム」は、ゆったりとした静かな時間が過ごせる大人のスペース。バーやビストロもあるので、ゆっくりと飲食を楽しみながら大きく広がる海を眺める贅沢な時間を過ごすことができます。
「ハーモニー・オブ・ザ・シーズは、約1週間かけてハイチのラバディ、ジャマイカのファルマス、メキシコのコスメルといったリゾート地を巡ります。1度の旅行でこれだけの場所をゆったりと巡れるのもクルーズの特長の一つです。日本人コーディネーターが乗船しているコースを選べば、お料理のメニューや船内新聞も日本語訳されたものが配布されますので英語に自信が無い方も安心してご乗船いただけます」
と、くぼさん。ちなみに食事は1日中食べ放題で、メインダイニングでは毎日フルコースを堪能することができるとか。ビュッフェも自由に使えます。さらに、有料のスペシャリティレストランや、カフェ、バー、ビストロなどを含めれば40ほどの飲食店が船内にあるので、食べ歩きも楽しめそうですね!
ちなみに日本総代理店のミキ・ツーリストによるとハーモニー・オブ・ザ・シーズで行くことができるおすすめのスポットはハイチ北部の半島、ラバディとのこと。ここは、同社の乗船客しか行くことができないロイヤル・カリビアン・インターナショナルの保有するプライベート半島で、そこでは無料のバーベキュー・ランチが振る舞われたり、世界最長のジップラインが楽しめるそうです!
さて、気になるお値段ですが、1泊あたり基本の食事、エンターテイメントやアクティビティ料金込みでなんと1万円台から! これはかなりリーズナブルですね! 夏のボーナスで、今年の夏休みはぜひ、家族で「究極の非日常の世界」を味わってみませんか?
Text:Koichi Fujimoto(KAIHATU-SHA)
Photos:Royal Caribbean
【料金】
西カリブ海クルーズ 7泊8日
714ドル〜(2名1室利用時の1人あたりの料金)
※別途、政府関連諸税及び港湾施設使用料、船内チップがかかります。代金は変動制となります。表示代金は2018年1月31日時点での最低代金で、出航日により料金は異なります。
【問い合わせ】
ミキ・ツーリスト クルーズカンパニー
cruise-hp.jp@group-miki.com
http://www.royalcaribbean.jp/cruise/rci/info/contents.do?contentsId=8921