『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、エスコートが苦手なダンナ必見! パーティーなどでパートナーが惚れ直すコーディネート方法です。
LESSON197 エスコートでパートナーが惚れ直すジャケットコーデ術

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洗練されたシンプルかつ上品なジャケットスタイルを得意とするモデルのヨハネス・ヒューブル。このコーナーでも登場回数はダントツの1位ですが、毎回ためになるコーディネートを披露してくれるのでワクワクしながらスナップチェックしています。さて、今回の彼の着こなしは、エスコートする際にぜひ参考にして欲しいジャケットスタイル。

パープルに近いセクシーなブラウンのダブルジャケットに、ネイビーのタートルニットとスラックスを合わせたお得意のアズーロ・エ・マローネ(青と茶)のコーディネート。足元はジャケットの色に合わせて、ブラウンのダブルモンクストラップをチョイス。いつもご紹介している安定感抜群の「ザ・ヨハネススタイル」ですよね。そう、ここまではいつも通りなんですが……。
今回注目して欲しいのは、隣に寄り添う妻、オリヴィア・パレルモです。光沢が美しい上質なベルベット生地のドレスワンピースに身を包む彼女。よく見るとヨハネスのジャケットと一緒のブラウンカラーなんです。刺繍を施したスカート部分が透けていて、綺麗な御御足が覗いております。そう、ヨハネス・ヒューブルはこのドレスを最大限に引き立たせるために、自身のコーデを組んでいたんです!
ブラックタキシードでも良いはずですが、オリヴィアのコーデを見た上で、最大限リンクするように衣装を選んでいるのがわかります。その理由がわかるのは、胸もとに刺したポケットチーフです。よく見ると、オリヴィアの着ているドレスのレース部分に似ていませんか! 妻のエスコートを楽しむために、こんな細かなアイテムまで計算してコーデしているんです。
腰に手をまわされたオリヴィアは、完璧な夫のエスコートに大満足げ。どうですか、この嫉妬するほど完璧なお二人。エスコートのオシャレの楽しみ方がよく表れてますよね。たぶん、この夫婦は、打ち合わせとかしなくても、なんとなく以心伝心でも合わせられるんだろうな〜。ダンナ、たまには奥さまと二人でオシャレを楽しむディナーに出掛けてみるのもオススメですよ。ぜひご参考に!
Text:Satoshi Nakamoto
【ヨハネス・ヒューブルのように装うならこんなアイテムがオススメ】

艶やかでムーディーなヘリンボーン生地を使用したBARBA(バルバ)のダブルジャケットは、男性の持つ色気をスマートに増幅させてくれる素敵な仕上がり。パッと見はベーシックなネイビーダブルなんですが、着るとBARBA特有のグラマラス感が発揮されます。

Letroyes(ルトロワ)では定番的位置づけとなった丸胴編みによるストレスフリーな着心地とスタイリッシュなスマートさを演出できるウールソリッドタートルネックニット。汎用性の高さをひしひしと感じられる仕上がりになっています。

丁寧に巻かれた縁のハンドロール仕上げ、しなやかなシルク、鮮やかに美しくプリントされた柄、など確かなクオリティーを感じさせます。シンプルな柄は胸元のちょっとしたポイントにピッタリ。クラシカルなムード、ブリティッシュテイストが注目のいま、シルクプリントのチーフはマストハブです。

シルエットは82番と名前が付けられている"SKIN FIT"。現在INCOTEXのトラウザースラインで最もスリムなモデルです。定評ある腰のフィット感はそのままに、股浅な腰廻りから流れるようなテーパードシルエットは、穿くヒトをスリムかつ足長に見せる効果があります。

トゥをプレーンに変更し、春夏のダブルモンクストラップに比べ小ぶりなデザインの仕上がりになったダブルモンクシューズ。チェルベロの特徴的なデザイン、ロングノーズ気味でシャープでエレガントな見た目は健在! 少し低めな甲も、小ぶりなダブルモンクデザインなのでより綺麗なフォルムが表現されております。