難易度が高いカーキのチェスターコートを時短でオシャレに見せるテクニック

『FORZA STYLE』では、シンプル＆ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、日本人の私たちにも取り入れやすい着こなしやアイテムをご紹介していきます。

『FORZA STYLE』では、シンプル＆ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、難易度が高いカーキ色のチェスターフィールドコートを簡単にオシャレに着こなすテクニックをデヴィッド・ベッカムから学びたいと思います。

LESSON195　カーキのチェスターコートを時短でオシャレに見せるテクニック

チェスターフィールドコートといえば、このコーナーで度々取り上げている40男にとってマストアウターのひとつ。スーツやジャケットスタイルに重ねて着るのはもちろん、デニムカジュアルコーデまで幅広く着られるので、オン、オフ問わず本当に着回しが効きますよね。

ネイビーやグレー、キャメルといったさまざまな色が店頭に並びますが、中でもオシャレ度が圧倒的に高く感じる色といえばカーキじゃないでしょうか。ミリタリーイメージの強いカーキは、どうしても男クサく見えるので、着こなしを間違えると都会的な印象からはかけ離れて見えます。つまり腕に自信がないと大ヤケドしかねない高リスクを伴うアイテムってこと。そこで今回は、誰でも簡単にカーキのチェスターフィールドコートをオシャレに見せることができるコーディネートをご紹介したいと思います。

今回この難題に応えてくれる先生は、ご存知デヴィッド・ベッカム。選んだコートは、ピークドラペルのダブルチェスターフィールドコート。見慣れたデザインでも、カーキになると一気にオシャレ度が上がって見えるから不思議ですよね。さて本題のコーディネート方法を見てみましょう。インナーはネイビーのクルーネックニットに白Tを重ねたもので、ボトムはリラックスフィットしたネイビーのスラックス。足元は白のレザースニーカーを合わせるという、カーキの持つミリタリーな印象とは真逆のスポーティなアイテム選びをしているのが特徴です。

ネイビー×白というヘルシーでクリーンな色合わせにすることで、カーキがモダンな印象に変化して着こなしが軽やかになるのです。このコーディネートのキモは、パンツの太さと丈感にあります。最近流行しているテーパードシルエットですが、大きくワンクッション入る丈の長さで履けば、大人の余裕を感じさせ、全体がリラックスして見えます。コーデ自体はネイビーと白を使うだけなので、誰でも簡単に真似できるのが嬉しいですよね。

このパンツ選びの理由はもうひとつ。一緒にいるヴィクトリアさまのコーディネートにさりげなく合わせて、シルエットでペアルックを楽しんでいるんです。これは、もう真似できない上級者レベルの域！流石としか言いようがありませんね。まだまだ寒い時期が続きますが、外デートを盛り上げるめに、パートナーとこんな風にシルエットのペアルックを楽しんでみてはいかがでしょうか。

Text：Satoshi Nakamoto

【デヴィッド・ベッカムのように装うならこんなアイテムがオススメ】

トレンチコート　42万円(税抜)／スティレラティーノ

Stile Latinoだからこそ可能となる、ダブルブレストであってもボタンを留めずに前を開けての着用してもサマになりすぎるぐらいにカッコイイ、大人の抜け感あるスタイリングが楽しめます。スタイリングでは、スーツスタイルをタートルネックで合わせたモダンなスタイリングですが、カジュアルにこなすのもオススメです。