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【皇室も御用達】「フォックス・アンブレラ」が英国王室に愛されるワケ

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男を惹きつけてやまない定番の魅力。しかし、定番ゆえに見過ごし、定番ゆえに買い逃してはいませんか? 知ればあなたの人生を必ず豊かにしてくれるFORZA厳選の「鉄板定番」を、あらためて紐解きご紹介します。

素敵なステッキ、じゃなくて素敵なアンブレラ

男を惹きつけてやまない定番の魅力。しかし、定番ゆえに見過ごし、定番ゆえに買い逃してはいませんか? 知ればあなたの人生を必ず豊かにしてくれるFORZA厳選の「鉄板定番」を、あらためて紐解きご紹介する当企画。

今回は、英国紳士の懐刀 フォックス・アンブレラです。

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いくら英国クラシック回帰といっても、さすがにステッキを持つのは気が引けます。でも、フォックス・アンブレラなら、コスプレチックにならずとも英国紳士の流儀を堪能することができます。

創業は1868年の英国ロンドンにて。傘ブランドの老舗として、英国王室のみならず日本の皇室においても御用達となっています。

同ブランドが作る傘の最大の特徴は、ご覧の通り細く巻ける点。それはズバリ、雨が降っていない時にはステッキとしての役割も担っているからなのです。

8本の親骨を採用することで極細に巻けるようになっているのですが、そのためには頑丈なスティール製のシャフトも欠かせません。実はスティールを傘にいち早く採用したのはここ。1880年代のことですが、当時一般的な親骨の材料が鯨の骨だったと聞けば、いかに先進的だったかが伺い知れるかと。

ちなみに、当時傘はいざという時の武器としても考えられていたよう。傘を使った擬似フェンシングなんてゲームもあったそうです。つまり、英国紳士にとってフォックス・アンブレラは、傘でありステッキであり、また剣のようなもの……とは言い過ぎ?

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極細巻きとともに、魅力となるのがハンドル。マラッカやワンギーといった天然木を多様に揃え、それを職人が手作業でハンドルへと仕上げています。その他、革巻きモデルや、動物を象ったまさしくステッキ顔のハンドルも。また、エンドパーツや玉留に用いる金属には、写真のような925シルバーを採用した豪華モデルもあります。

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広げても閉じても美しい。その理想的な両立を突き詰めた結果、同ブランドがたどり着いたのが8本の親骨です。また、生地はポリエステルを採用。実はシャフトと同様に、傘にいち早くナイロン生地を採用したのもここ。従来使われていた厚地のワックスコットンからナイロンに変えたことで、極細巻きが可能になったのです。

せっかくのクラシックスーツも、ビニール傘ではやはり興ざめ。親骨の長さが64cmと十分な大きさとあって、相合い傘も絵になりますよ。

12万7000円(税抜)/フォックス・アンブレラ

Photo:Tetsuji Hanabusa
Edit:Noriaki Osaki
Styling:Takahiro Takashio
Text:Masafumi Yasuoka

【問い合わせ】
ヴァルカナイズ・ロンドン
03-5464-5255
https://vulcanize.jp/

 



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