『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、大流行しているグレンチェックのコート選び方とそのコーデ術です。
LESSON183 グレンチェックのチェスターフィールドコートの着こなし方
Photo:Getty Images
グレンチェックやタータンチェックなどブリティッシュムードなチェック柄が大注目の今季。中でも40男に刺さるアイテムとして、オン、オフ使えるチェスターフィールドコートが、かなり売れているようです。スーツの上に羽織るだけでも十分な存在感を発揮するチェックコートですが、着こなしを間違えて目立ちすぎると途端に軽い印象になってしまいます。そこで今回は、大人の色気と紳士的な印象を与えるチェックコートの選び方と着こなし方をヨハネス・ヒューブルから学びたいと思います。
ヨハネス・ヒューブルが選んだのは、落ち着いた雰囲気のあるグレンチェック柄のチェスターフィールドコート。肩パッドを省いたコンパクトな作りと、ひざ上のやや短い着丈がモダンに見せるポイントです。これなら、ビジネスシーンでも軽快に着こなせるし悪目立ちしません。ワードローブにこのコートが1点増えるだけで着こなしの幅がかなり広がりますね。
では着こなし方はどうでしょう。グレンチェック柄を生かして、白シャツ&黒のジャケパンで無難にコーディネートするヨハネス・ヒューブル。意外だったのは足元です。コートでは使っていない茶色のダブルモンクシューズを合わせています。通常なら黒を選ぶのがセオリーですが、よ〜く見てみると、ジャケットのボタンの色と髪色に合わせているんです!
気が付きにくいですが、こういう細かい部分に照準を合わせる所が、ヨハネス・ヒューブルコーデの真骨頂。グレンチェックのコートが似合わないなあ〜と感じているダンナは、実は髪色や目の色と合ってないかもしれませんね。流行も取り入れつつ、自分に合うコーデを見つけるのがお洒落の近道かもしれませんね。信じるか信じないかはダンナ次第です!
Text:Satoshi Nakamoto
【ヨハネス・ヒョーブルのように装うならこんなアイテムがオススメ】
コート 9万5000円(税抜)/タリアトーレ
ダンディーな男性に相応しいコートで、シックなコーディネートがしやすいデザインと、地厚生地を表現するためにウール(アルパカ)に綿を混紡した事で重すぎない厚さと、ハリのある着心地を体感できます。
シャツ 2万5000円(税抜)/マリア・サンタンジェロ
襟の大きさや開き方、そしてタイスペースがあること。また、襟腰の高さなども吟味してこちらの"BB"という襟型を選びました。そして、前立てを付け、襟と前立てのステッチ幅を6ミリに指定。納得のいく仕上がりとなりました。
ジャケット 6万3000円(税抜)/ケイスリーヘイフォード
ドイツの歴史あるGIRMES社のコーデュロイ生地を使用したCaselyd(ケイスリー ヘイフォード)のコットンストレッチコーデュロイ2Bジャケット。細畝のコーデュロイ生地が鈍い光沢を生み出しており、久々に土臭さの無いとてもエレガントな仕上がりです。
パンツ 4万円(税抜)/インコテックス
インコテックスのノープリーツパンツ。SUPER 110'Sウールのサキソニーは、適度な厚みとハリ感が◎。
シューズ 5万5000円(税抜)/フェランテ
FERRANTE(フェランテ)のほんのりラウンドトゥな010ラストを採用したダブルモンクストラップシューズNILOはヴィンテージカーフを採用し、ほのかにムラある発色が特徴の一足です。コバをシャープに落とすことでスッキリしたフォルムにまとめているFERRANTEらしい一足であり、どんなスタイルにも合わせやすいスタイリングの調整役になること間違いなしのシューズかと思います。