紳士たる者、持って然るべし! デンツのペッカリーカシミアグローブ
男を惹きつけてやまない定番の魅力。しかし、定番ゆえに見過ごし、定番ゆえに買い逃してはいませんか? 知ればあなたの人生を必ず豊かにしてくれるFORZA厳選の「鉄板定番」を、あらためて紐解きご紹介する当企画。
第2回目は、メンズグローブの名手デンツです。
冬の紳士における3種の神器といえば、ハットにコート、そしてグローブです。
パッと目につきやすいのはハットとコートですが、動きの多い手元のアイテムであり、時にはコートのポケットへ指しアクセサリーの役割も担うグローブ選びは、手抜かり厳禁。とはいえ、悩む必要はありません。デンツを選べば間違いありませんから。
デンツは、1777年にイギリスのウースターで創業しました。紳士の服飾史における最重要人物ボー・ブランメルが生まれる、ちょうど1年前ですね。同ブランドのグローブは、着けていることを忘れるほどのフィット感から“シークレット・フィット”と評されています。
なかでも、代表的な革であるペッカリーを使ったモデルは、まるで第2の皮膚。もちろん、ただ良質な革使いだけでなく、32もの工程をほぼ手作業で行う職人の存在あればこそですけどね。
ライニングには、贅沢にスコティッシュカシミア製のニットを採用。保温性に優れているのは言うまでもありませんが、実はカシミアは保湿においても有効です。手荒れが気になる人は是非!
指と指の股部分に設けたひし形のマチも、シークレット・フィットの要因に。グラミチのガゼットクロッチと理屈は同じです。その他にも、指先にゆとりを持たせる十字縫いや、手の甲の腱の動きを助ける3列の縫い目など、随所にこだわりが。くれぐれも、焚き火なんかに使っちゃダメですよ!
各6万4000円(税抜)/デンツ
Photo:Tetsuji Hanabusa
Edit:Noriaki Osaki
Styling:Takahiro Takashio
Text:Masafumi Yasuoka
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リーミルズ エージェンシー
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