『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、時短で男らしく見せるニットの着こなし術について学びたいと思います。
LESSON175 貫禄アップさせるニットコーデ術
寒さが本格的に増してきてアウターが必須になる時期ですが、見直すべきはインナーであるニットの着こなし方です。アウターを羽織った姿がいくら格好良くても、ニット姿がだらしないと魅力は幻滅しちゃいます。そこで今回は、40男のニット姿が男らしく見えるためのコーディネート術について嫉妬するほどダンディな俳優ダニエル・クレイグから学んでみたいと思います。
大人気『007』シリーズのボンド役と知られるダニエル・クレイグですが、彼の魅力といえば、タキシードやスーツはもちろん、Tシャツや水着姿まで完璧に見せる鍛え抜かれた厚みのあるボディですよね。この羨ましい肉体をよりセクシーに見せるために選んだニットは、ハイゲージのブラックのクルーネック。まるでTシャツを選ぶ感覚でジャストサイズを選び、胸まわりや肩まわりを男らしく見せているのがキモです。
男らしいゴツっとした腕時計を見せるために、ニットの袖をグッと引き上げて手首をしっかり出すのもポイント。ニットの色に合わせて黒革ベルトを選ぶ当たりもセンス抜群です。
ニット姿に貫禄をつけたいなら、選ぶデニムはスキニーよりもストレートのシルエットが正解。ロールアップしたリジットデニムと履きならしたスエードブーツを合わせることで、上品さと無骨さの両面を感じさせることができます。グレーのハンチングを加えれば、お洒落度も格段にアップ! 渋いオジさんにこそ似合う小物使いこそが、ベーシックなニットに色気と男らしさを感じさせる鍵となるのです。
日本料理で例えるなら、上手い出汁が作れるかどうかがキモ。ベースができれば、あとはライダースでもコートでもブルゾンでも羽織りものは何でもOKってワケです。手を抜きがちなニットコーデの完成度を上げて、オヤジの貫禄を身に付けましょう!
Text:Satoshi Nakamoto
【ダニエル・クレイグのように装うならこんなアイテムがオススメ】
30ゲージという繊細な素材を使用することで軽量かつ編目の細かなファインゲージニットに仕上げています。オーセンティックでスタイルを選ばないシンプルなものでありながら、英王室御用達の信頼と数々の有名メゾンのニットを手掛ける実績が流石。
イタリアの名門パンツメーカーがセルビッジ使いで本気デニムを作ると、クオリティはかのプレミアムデニムに匹敵しつつ、ちょいアメリカンな気分も味わえるかなり贅沢一本。
まさしく大人のデニムと言っても良い仕上がり。
クラシカルなラウンドトゥに適度なワイズ、バランスの良いボリューム感にシンプルなデザインは、全てを取ってもスタンダードなモデルが人気の秘訣。ソールにはダイナイトソール(ラバーソール)を使用した事で、グリップ力&クッション性に長けたブーツなので長時間歩行や悪天候時にもお勧めなチャッカブーツです。
カントリースタイルの定番アイテムであるハンチングですが、Borsalino(ボルサリーノ)からは上品でエレガントな素材をセレクト致しました。ジャケットやコートに多く使用される上質なフランネルをチョイスすることで得も言われぬ品格が生まれます。