マセラティの2018年モデルが上陸！
伊マセラティの2018年はフラッグシップである「グラントゥーリズモ」と「グランカブリオ」のブラッシュアップから始まります。主な内容は前後のバンパー形状変更と最新インフォテイメントシステムの導入に伴うセンターコンソールのデザイン修正。またグレード構成も見直されました。
Gran Turismo MC拡大画像表示
2017年をもってカタログ落ちしたのは「スポーツ MCシフト」と「MCストラダーレ」、そしてエントリーグレードの4.2リッターエンジン搭載モデルです。残念ながらシングルクラッチ式のいわゆるセミATモデルが廃止となり、2018年モデルは全車フェラーリ製4.7リッターV8エンジンと6速ATの組み合わせとなります。
Gran Cabrio Sport拡大画像表示
グラントゥーリズモのデビューは2007年。そのオープン版であるグランカブリオの導入は2010年ですから、どちらも比較的に長く生産されているモデルです。ピニンファリーナによるデザインは既にクラシックの域に達し、それだけ魅力が尽きないモデルといえるでしょう。
Gran Turismo Sport拡大画像表示
■モデル名
GranTurismo（グラントゥーリズモ）／GranCabrio（グランカブリオ）
■ボディサイズ （mm）
全長：スポーツ 4910／MC 4920×全幅：1915×全高：1380
ホイールベース：2940
■エンジン
排気量と型式：4.7リッターV型8気筒
最高出力：338kW（460ps）／7000rpm
最大トルク：520Nm／4750rpm
トランスミッション：6速AT
■パフォーマンス
0-100km／h：4.7-5.0sec
最高速度：288-301km／h
■タイヤサイズ
前：245／35ZR20 後：285／35ZR20
■価格
グラントゥーリズモ：スポーツ1880万円／MC1873万円
グランカブリオ：スポーツ1980万円／MC1973万円
Gran Turismo Sport拡大画像表示
Gran Cabrio MC拡大画像表示
2グレードで構成される両車ですが見分ける外観上のポイントは、ボンネットのエアスクープとフロントフェンダー左右に備わる縦長のエアアウトレット、そしてマフラー出口位置の3点です。
スポーツは左右出し、MC（マセラティ・コルセ）はディフューザー位置のセンター出しというスタイルです。また、見た目では判別しにくいのですがMCはスポーツモデルという位置付けのため、ボンネットに軽量なカーボンを採用しています。
Gran Turismo MC拡大画像表示
メカニズム的にはスポーツが電子制御の可変式ダンパーをもつサスペンションを装備するのに対し、MCはコンベンショナルなシングルレートのサスペンションを採用します。スポーツドライビング派はシート形状の相違を含め十分な検討が必要です。
ラグジュアリーブランドのなかでも100年を超える歴史をもつブランドはそう多くありません。ポルトローナ・フラウの上質なレザーのインテリアに包まれて聞く官能的なエキゾーストサウンド。マセラティの世界観はエロスそのものかも知れません。
Text：Seiichi Norishige
マセラティ ジャパン
0120-965-120（マセラティコールセンター）
■Maserati. Tales of GranTurismo
