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BUSINESS 理想の男

スティーブ・ジョブスやアインシュタインが実践。「オシャレ時短術」してみませんか?

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忙しいからこそ、時間の使い方を上手くする、「時短」のすすめ

科学者のアルベルト・アインシュタインが、「毎日、同じ服を着ていた」というのは有名な話。服を決める時間を省き、少しでも研究の時間を増やそうとしたためで、クローゼットに同じジャケットを5着提げていたと言います。

アップルの創始者のスティーブ・ジョブズも同様に、いつも黒のタートルネックニットにブルーデニムと決めていた。アメリカの前大統領のバラク・オバマも、グレーかネイビーのスーツだけを着続けたのです。

そう、すなわち、デキる男は時間の使い方が上手い。今回は、そんな時間の使い方のお話。「時短」のすすめ、です。

とはいえ、いま述べたような服決めの時短は『FORZA』読者には不向きでしょう。『FORZA』読者にとって服装は重要事。それに「どんな服を着ているか」というのは、大人の男にとっての個性表現であり、しばしば強い武器にもなることですから。

ただし、江戸時代の小咄だったかに、こんな話もあります。

とある老舗の旦那が、いつも同じ着物で遊びにくる。そこであるとき、芸者がそっと糸で印を付け、今度その着物を着てくるまでに何着あるかを数えようとした。ところが、いつまで待っても、糸の付いた着物を着てこなかった。つまり、同じ着物をたくさん持っていた、ということ。そしてそんな目立たないお洒落こそが贅沢の真髄であり「粋」ということ。そういう話です。

ですので、それにならって、いつも同じスーツというのも格好良いのです。もちろん、とびっきり上等の生地と仕立てで(笑) アインシュタインよろしく、5着を月曜から金曜で着る、なぁんていうのも素敵なのです。

さて、話を戻すと……。「時短」の好例は、もちろん、ほかにもいろいろあります。

その代表が、移動時間の短縮。よく知られているのが、ドイツの「ビジネスマンズエクスプレス」。ポルシェのような高性能スポーツカーをそう呼び、速度無制限のアウトバーンをハイスピードで走行することで、出張などでの長距離移動の時間を短縮する。高級スポーツカーがビジネスエリートのステータスシンボルになるのもポイントです。

しかし速度制限が低く、渋滞の多い日本では、ビジネスマンズエクスプレスはあまり効果がない。それに常に道路が混雑する大都市圏では、むしろクルマでの移動は時間がかかったりする。ですので、ミラノやNYのビジネスマンのようにバイクや自転車で街中を駆け抜ける、というのも妙案。トレンドのナイロンスーツで颯爽と乗りこなしたら、まさに都会的な格好良さというやつです。

また、睡眠時間の短縮もお馴染みのもの。受験勉強などで経験されたことでしょう。ですが、言うまでもなく、身体に良くない。若いうちなら無理も利くけど、大人はあまりやらないほうがいいでしょう。

で、その裏ワザ的な方法をひとつ。よく多忙な財界人や政治家などで、それなのにゴルフに行く時間がある、という人がいますよね。あれがなぜ可能かというと「すぐに眠れる」からなのだそう。普通の人のようにベッドに入ってからアレコレ考えたりせず、寝ると決めたら瞬時に眠ることができる。そのため短時間でもグッスリと深い眠りになり、元気に遊ぶことができる。まさに、時間の使い方が上手い、というお手本のよう。ちなみに、この裏ワザは練習すれば、誰でも習得することができます。

そのほか、食事の時間の短縮とか。あるいは、仕事を早く切り上げてしまう、とか……。どんな時短をするかは、その人それぞれ。

それで家族や友人とゆったりと過ごしたり。読書をしたり。映画を観たり。音楽を聴いたり。趣味に耽ったり。そういう自分にとっての大切な時間を愉しむ。それが上手な時間の使い方、優れた「時短」なのです。そんな「時短」の出来る男も『FORZA』の理想の男だったりするわけです。

Photo:Getty Images




Text : Yutaka Fukuda



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