真面目系クズの原因
では、なぜ真面目系クズになってしまうのでしょうか？ 先程述べた特徴の中で共通点をあげるとするならば、「他人の目を気にしすぎている」「受け身な姿勢」という2点があげられると思います。ここでは、なぜそうした性格になるのか、その原因を紹介します。
①自尊心が欠けている
原因のひとつとして考えられるのは、自己肯定感が低く、自分に自信が持てていないことです。そうした人は自分で自分を認めることができず、他人の評価で自我を形成しようとしてしまいます。つまり、自分のアイデンティティを確立できないまま大人になってしまったのです。自分の劣等感を隠すために、必死で外見を取り繕おうとした結果、真面目系クズになったといえます。
②幼いころに良い子だった
幼少期、親からの期待を過剰に背負わされ、それに応えようとしてきた結果、「親（＝他者）から認められること」を最優先するようになってしまった、ということも原因として考えられます。このような人は、「真面目であることで得をした」という経験を持つため、「真面目であること」だけでは通用しない社会人になっても、それを引きずってしまうのです。
真面目系クズの治し方
①主体的な姿勢で物事に取り組む
今自分にできること、するべきことは何か自ら考え、動くことが改善への第一歩です。突然治すのは難しいかもしれませんが、徐々に積み重ねていけば改善へと向かうことができるはず。積極的な行動をとることが、モチベーション向上にもつながるかもしれません。
②周囲を気にしすぎない
他人の評価に怯えていると、なかなか行動に移せません。それは、他人に自分の行動の動機を預けてしまっている状況であるということもできます。他人の評価基準ではなく、「どうしたら成果が出るか」という基準で物事を考えるようにしましょう。無理に自分を大きく見せようとするのをやめ、等身大の自分でいることを心がけるのも大切です。
③自分の短所をリストアップする
本気で変わりたいならば、まずは自分の短所を思いつく限り紙に書きだしてみることをオススメします。そうすることで自分を客観視できるようになるし、今の自分を認めるきっかけになります。書きだしたら、その短所をひとつひとつ改善するよう行動していきましょう。改善できれば自信にもつなげることができます。
いかがでしたでしょうか？ 真面目系クズは、放っておくと周囲から「仕事ができない」と思われてしまうこともしばしば。「真面目系クズ」ではなく、「真面目で仕事がデキるビジネスマン」を目指しましょう！
Photo：Getty Images
Text：Rinako Shimotori
