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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 干場の「エコラグ」

ハニカム構造の最新作。ジョン スメドレーのポロシャツに惚れたワケ

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

ハニカム生地で定番をアップデイト

今年の春に、ビームスFで黒と白の2色をまとめ買いしました。前にもお伝えした通り、僕はシーズンの立ち上がりに信頼しているショップを巡って、そのシーズンの洋服の計画を立てるタイプなのですが、これもスタッフに「いいポロシャツないですか?」と聞いて、おすすめしてもらったものです。ラコステなんかのスポーティなタイプもいいのですが、今年はそれよりもドレッシーなジャケットにも似合うクラシックなものがほしかったんですよね。

で、普通に考えれば、定番のシーアイランドコットンという選択になるんでしょうけれども、ハニカム構造の生地を使った新作があるということで、早速、試させてもらいました。織柄みたいな感じで、表面にニュアンスがあって一発で気に入りました。というのも、去年ピッティ・ウオモを取材したときにオープンカラーシャツやレトロポロを着ている業界人が多くて、これは次にきそうだなとボンヤリとですけど、感じていたんですね。メンズモードが全盛だった1990年代のムードというか……。当時の僕はといえば、ブランドにおもねりたくない反抗心から、ジョン スメドレーのシーアイランドコットンのポロを着ていたんですけど、すぐに伸びるんですよね。あと白が好きでよく買っていたんですけど、黄ばんでしまうし、濃い色のものは色落ちするという短所がある。だから、何度も着られない。けれど、ある意味すごく贅沢ですよね。このハニカム生地のタイプがどれくらい長持ちするのかはわかりませんが、これは僕のリベンジに近い感覚ですよね(笑)。

最近だと、ニール・バレットのスリムパンツと黒のWHのボリューム感のある靴に合わせて着ています。90年代だったら、ジョン スメドレーのシーアイランドコットンのポロにプラダのパンツ、グラネロの靴だったんですけど、そう考えるとアイテムやブランド選びは少しずつ変わっても、スタイル自体はあんまり変わっていない気がしています。多感な時期、というか自分のファッションのスタイルが確立された時期に影響されたものって、いつまで経っても僕には大きな存在感があるんですよ。でも、こんなふうにアップデイトされたアイテムは大歓迎。また、このブランドを着たいという気持ちになりますからね。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。



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