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BUSINESS 「お金の残酷な真実」

【ムリなくお金を貯めるコツ】年収300万円で1000万円を貯金したOLの場合

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あなたも毎月の給与やボーナスが振り込まれる口座を持っているはずです。そこにお金が入ったら、使う前に天引きして、貯金用の別口座に移す。これが「自動貯蓄」の仕組みです。自動送金や自動振替のサービスを利用して、「毎月25日に、3万円を指定の口座へ移す」といった設定をしておけば、自分は何もしなくても貯金用の口座にお金が毎月積み上がっていきます。会社員の方は、給与担当部署に問い合わせれば簡単に手続きをとることができます。フリーランスや自営業の方も、銀行の窓口に行って自動送金したい旨を相談すれば、即手続きが可能です。

先ほど紹介した年収300万円の女性も、この方法で1000万円を貯めました。彼女は毎月4万円の天引きからスタートし、給与が少し増えるたびに引き落とす額も徐々に増やしていき、最終的には毎月6万円を貯金。さらに年2回のボーナスはすべて貯金に回すことで、22歳から29歳の8年間で「貯金額1000万円以上」という目標を見事に達成したのです。なお、この段階でも彼女の年収は380万円でした。

かといって、彼女が生活をギリギリまで切り詰めて、爪に火を点すような節約生活をしたわけではありません。彼女が実践したのは、「手元にあるお金で生活する」というごく当たり前のことだけ。

いつでも気軽にお金を引き出せる口座に必要以上のお金が入っていると、あればあるだけ使ってしまいます。しかし、手元にあるお金が限られていれば、自然とその中でやりくりしようという意識が生まれるもの。「節約する」というより、「無駄な浪費をしなくなる」といった方が正しいでしょう。

そもそも私は、お金を貯めたいからといって、本当に自分が欲しいものまで我慢して、ケチケチした節約をすべきだとはまったく思いません。例えば、ビジネスマンが仕立ての良いスーツや品質の良い靴を身につけることで、仕事の相手に好印象を与えたり、自信を持って交渉や商談に臨めるといったメリットがあるなら、それは意味のある“投資”です。

しかし、特に気に入ったわけでもなく、本当に使うかどうかもわからないものを衝動買いするようなお金の使い方は“浪費”でしかありません。大事なのは、自分の幸せや将来のキャリアにつながる投資にはきちんとお金をかけ、単なる無駄遣いでしかない浪費は削るというメリハリをきっちりつけることです。

かく言う私も、社会人になりたての頃は浪費グセがありました。しかし「このままでは稼いだお金をすべて使ってしまう」と焦りを感じ、自分で自動貯蓄の仕組みを考え出して実践したところ、サラリーマンだった20代のうちに1000万円を超える貯金に成功。

そのお金で、夢だった世界一周旅行に妻と2人で出かけました。世界各地を回る中で、普段の生活では決してできない体験をいくつもして、自分の価値観が変わるような出来事にも遭遇しました。この経験は、その後会社を辞めて起業してからも役立っています。あのお金は私にとって本当に良い投資だった。今でもそう思います。

さて、あなたはこのまま、「お金の貯まらない人生」を続けますか? それとも「お金の貯まる人生」を手に入れて、本当にやりたいことや自分が好きなことのためにそのお金を使いますか? もし後者を希望し、「貯金ゼロ生活」から抜け出したいなら、ぜひ今すぐにでも自動貯蓄の仕組みを作ることをお勧めします。

Text:Shotaro Kudo
Edit:栗P

株式会社クレア・ライフ・パートナーズ
代表取締役 社長
工藤 将太郎(くどう・しょうたろう)

日本生命にて、外資系金融機関(証券・銀行・投資顧問)や、私立大学を中心とした学校法人の確定拠出型 企業年金や、弔慰金制度などの福利厚生制度の構築に従事。 積極的に行ってきた不動産投資や海外投資、そして必要最低限の生命保険活用を通して、“マネーパズル®”や “ハイブリッドプランニング®”など独自のノウハウを確立し、2011年に株式会社クレア・ライフ・ パートナーズを創業する (2012年法人設立)。 2016年からは、国内外の不動産、金融商品情報提供、法人節税対策、事業承継・相続税対策や所謂プライ ベートバンク口座開設サポート(アジア地域・欧州)、海外法人設立サポート事業を手掛ける。 事業オーナーだけでなく、顧問先の企業社員や顧客を対象として金融教育事業にも注力している。

クレア・ライフ・パート-ナーズへの問い合わせは下記からどうぞ!

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